手足口病の原因とその症状、そして治療方法

手足口病は何とも妙な名前ですが、主に5歳以下の幼児にみられる病気です。
日本のみではなく世界中で見られる病気で、発生は暑くなった夏季にピークを迎えます。

手足口病は、その名の通り、手や足や口に水泡ができる病気です。
通常は一週間ほどで自然治癒しますが、稀に心筋炎や髄膜炎を発症してしまう可能性もある病気です。
今回はこの手足口病がどういう病気かをご説明します。

■幼児がいる母親必見!手足口病とはこんな病気です

手足口病は、コクサッキーウイルスと呼ばれるウィルスによる感染症です。
ウィルスですので抗生物質は効きません。

一般的なウィルス対策としては、ワクチンを投与して自分の免疫でウィルスをやっつける方法がありますが、このコクサッキーウイルスにはワクチンがありません。
感染者の90%前後は5歳以下の幼児だと言われています。
感染ルートは、接触感染や飛沫感染、糞口感染など。
集団感染するので、主に幼稚園などで感染してしまうケースが多いようです。

この病気の恐ろしいところは、稀に病気が悪化して、中枢神経に影響を与える場合があり、重症化してしまう場合があること。
小さなお子さんをお持ちの方にはちょっと怖い病気です。

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■手足口病の症状とは

手足口病は、その名の通り手や足や口に水泡ができる病気です。

三分の一には微熱をともなう場合があります。
水泡の大きさは2mmから3mm程度で、赤いぶつぶつですが、水泡が大きい場合もあります。

通常は体内に免疫ができるとともにウィルスの体外排出が完了する期間でもある1週間ほどで自然治癒してしまいますが、稀に高熱が出たり発熱が続いたり、おう吐や頭痛、視線の焦点が合わなかったりするといった状態が出た場合は、中枢神経への影響が懸念されるので、異常を感じたらすぐに小児科などの専門の医師に診察してもらいましょう。

たまに大発生する年もあり、近年では平成23年に流行しました。

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■手足口病の予防方法及び治療方法

手足口病の予防方法は、ウィルスを持っている子供との接触を避けることや、タオルなど感染源を共有しないことです。
また、石鹸などの洗浄剤を用いて手洗いを入念に行うようにします。

一度手足口病になり回復すると、免疫ができているので次からかかりにくくなりますが、手足口病を引き起こすコクサッキーウイルスは何種類もいるので、一種類に感染したとしても別の種類のウィルスが原因で再発する場合もあります。

手や足や口に水泡ができて手足口病が疑われても、重い症状が出ていない場合はそれほど気にすることもありません。
治療は経過観察及び対処療法になります。

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■まとめ

手足口病は、幼児に感染しやすい病気です。
逆に言うと、大人はすでにかかっていて免疫を持っている場合が多いです。

稀に重症化してしまう恐れもあるので万一感染した場合は、経過を注意深く観察し、高熱などの症状が見られましたら要注意です。

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