梅雨は歯痛のシーズン!?急な歯痛を防ごう!

梅雨前線が停滞する梅雨は、体調を崩しやすい時期。
歯の痛みを訴える人も増えてきます。
そこで今回は、梅雨時の歯の痛みの原因やメカニズム、予防法などをご紹介しましょう!

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■低気圧だと身体がだるくなり、痛み物質が出やすくなる!?

梅雨になると古傷や神経痛が痛む、という話はよく聞きますよね。
私たちの身体は、気圧や気温、湿度などに常に影響を受けています。
そのメカニズムはまだまだ解明されていない部分も多いのですが、動物実験などで徐々に明らかになりつつあります。

たとえば、梅雨前線の付近には低気圧が発生しがちです。
すると、副交感神経が優位になって脳や筋肉はゆるんでリラックスした状態になるのですが、同時に血圧が下がってしまうため、血液によって全身の細胞に運ばれる酸素の量が減少し、全身の機能が低下しやすくなります。
梅雨時に何となくだるい、身体が重い、やる気が出ないと感じるのは、そのため。

また、低気圧が続くと免疫系と炎症やかゆみを引き起こすヒスタミンという物質や、痛みを発生させるプロスタグランジンという物質の分泌が増えることもわかってきました。

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■治療済みの歯や虫歯が急に痛み出す!?

梅雨になると、体調を崩したり、古傷が痛み出したりするだけでなく、歯茎がムズムズしたり、急に歯がズキズキ痛み出したりすることもあります。

歯の内部には、「歯髄腔(しずいくう)」と呼ばれる歯の神経が入っている空洞があり、通常、その中の気圧は外部の気圧と同じに保たれているのですが、外気圧の変化についていけず、内側から圧力がかかって痛みを引き起こすことがあるのです。
とはいえ、何の問題もない健康な歯が痛み出すことは、まずありません。
ほとんどの場合、痛み出すのは虫歯です。

たとえば、まだ自覚症状のない初期虫歯でも、虫歯菌におかされた歯は溶け始めてやわらかくなっており、気圧の変化によって痛みを感じやすくなってしまいます。

また、すでに治療をして詰め物や被せ物をしている歯が急に痛み出すこともあります。
たとえ外見には異常がなくても、詰め物や被せ物をして何年か経過すると、内部で細菌が増殖し、虫歯が再発・進行してしまうことはよくあります。
そんな歯を放置していると、気圧の変化で中の空気が膨張し、虫歯から出た腐敗ガスが充満して、突然痛み出すことがあるのです。

虫歯が歯髄にまで達している場合は、気圧の変化で急激に歯髄炎に悪化してしまうこともあります。

■梅雨の不調の予防法は?

梅雨の不調や痛みは、放っておくと、連鎖的に別の不調を呼び、どんどん悪化してしまう可能性もあるのであなどれません。
ふだんから体調を整えておくとともに、だるいからといってダラダラ過ごすのではなく、生活習慣を見直し、栄養バランスのよい食事や適度な運動を心がけましょう。

また、歯科の定期検診を欠かさないようにすることも大切です。
たとえ虫歯や歯周病などの自覚症状がなくても、歯と歯茎をきちんとメンテナンスしておきましょう。

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■まとめ

梅雨はそうでなくても体調を崩しやすいとき。
突然の歯痛に悩まされたりしないよう、日頃からお口のケアをしっかりしておきましょう。
特に、虫歯や歯周病のある人、何年もメンテナンスしていない詰め物・被せ物がある人は、早めの治療や定期検診を!

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