食事のたびに耳の下やアゴが痛い!?「唾石症」って何?

食事のとき、飲み込むたびに耳の下やアゴが痛むということはありませんか?
もしかすると、それは「唾石症」かもしれません。
「唾石症」とはいったいどんな病気なのか、症状や治療法などについてご紹介します。

<関連広告>[薬用マスティック&アロマ」が口臭・歯周病対策になる訳は?

■1.「唾石症(だせきしょう)」とは?

体の器官に石がたまる病気として代表的なものに「胆石」「尿路結石」があります。
これらと同様、唾液腺にも結石が生じることがあります。
その多くは顎下腺に起こりますが、その他耳下腺、まれに舌下腺に生じることもあります。
このように、唾液に関連する腺に生じた石により生じる症状を「唾石症」と言います。

<関連広告>純国産原料で安心!お口のなかをキレイに!『なたまめ歯みがき』

■2.唾石症の症状

腺房という場所で作られる唾液は細い管を通じて「排出管」という一本の管に集まります。
この排出管に結石があると、唾液が通る際に障害が起こります。
唾液は食事のたびに作られ、唾液腺を通って口の中に出てきますが、唾液腺内に結石があると唾液は口の中に出ることができません。
唾液は唾液腺の中にとどまった状態になるため、唾液腺が腫れてきます。
これが食事をするたびに痛みとなって現れ出る原因です。

例えば尿路結石などは排尿のたびに痛みを伴い、時に激痛を伴います。
唾石症も同様で、結石の大きさに関係なく食事のたびに痛みの症状が出るため、小さなものでも排出管の出口を塞いでしまうと痛みが強く出ます。
また食事のたびに起きる症状は、強く出ても、一時的に症状が治まる場合があります。

<関連広告>美白成分と歯周病予防成分を同時配合した薬用オーラパール

■3.石をそのままにしておくとどうなってしまうのか

結石をそのままにしておくと、石が次第に大きくなることがあります。
そうなると、腺そのものの機能が低下してしまうため、唾液の分泌が少なくなってしまいます。
唾液は細菌を洗い流す非常に大切な役割があるため、唾液が少なくなると様々な影響が出ます。

また、口の中にある細菌が管を通って侵入し、急性唾液腺炎という症状が起こることがあります。

<関連広告>潤いベロのクリーナー

■4.唾石症の治療について

腺内にとどまった結石はまれに排出されることがありますが、排出されずにとどまると手術が必要になります。
たとえば、排出管にできたもので、出口付近に生じた結石の場合は、口の中で排出管を切開し、石だけを取り出す治療を行います。

しかしこの方法では結石が再発することがあるため、根治を目指すなら、腺そのものを摘出する治療を行います。
この方法で治療を行うと、再発することはありません。

<関連広告>《口臭》誰にも言えずに悩んでいませんか?バイオクリニックにご相談ください

■5.食事のたびに痛みを感じる場合は、早めに受診を

食事をするたびに耳の下やアゴに痛みを生じる場合は、かかりつけの歯科医院または耳鼻咽喉科を受診して下さい。
歯科医院でもレントゲンによる診断は可能です。
またCTによる撮影が可能な場合、より診断や治療法に対して有効でしょう。
唾液は口腔内や体の機能を保つために非常に大切な役割を持っています。
唾液が分泌されないと、様々な症状が出てきます。
食事中に痛みや違和感を感じる場合、できるだけ早めに受診するようにして下さい。

<関連広告>[薬用マスティック&アロマ」が口臭・歯周病対策になる訳は?

トップへ戻る