アルミ箔やスプーンを噛むと、キーン、ゾクゾクっとするのはなぜ?

アルミ箔やスプーン、フォークなどを噛んで、歯がキーンとしたり、ゾクゾクっとしたことはありませんか?
これは、お口の中にある詰め物やかぶせ物などの金属と深い関係があります。
そのメカニズムについてご紹介しましょう!

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■その正体は、ガルバニック電流(ガルバニー電流)

アルミ箔を見るだけで、何だか鳥肌が立つという人もいるのではないでしょうか?
誰にでも嫌いな感触のものはあるものです。
しかし、もし、虫歯などを治療して、歯に金属の詰め物やかぶせ物をしているとしたら、それは電流による不快感や痛みかもしれません。

金属には、異なった成分のものが触れると、その間に電流が流れる性質があります。
これを、「ガルバニック電流(ガルバニー電流)」といいます。

歯の詰め物やかぶせ物に金属を使用しているとしたら、そこでもガルバニック電流が発生し、歯の神経が刺激されて痛みや不快感を感じる可能性があります。

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■口内で金属が溶け出しているかも!

また、虫歯の治療後に、「何だか変な味がする」「味覚が変わった」と感じたことはありませんか?
実は、これもガルバニック電流と関係がある可能性があります。
電流が生じているということは、口内の金属がイオン化して溶け出しているということ。
その結果、金属の味がするわけですね。
このような状態が続くと、金属アレルギーを引き起こす可能性もあります。

ガルバニック電流は、歯の治療直後によく起こります。
たいていはしばらくすると症状が軽減されますが、不快感や金属味が長く続くようなら、主治医に相談してみましょう。

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■身体への影響は?

ガルバニック電流による影響は、金属アレルギーのほか、神経系への影響も指摘されていますが、これはまだ定かではありません。
ただ、頭痛や肩こり、めまい、イライラ、不眠といった不定愁訴を抱えていた人が、口内の金属を除去した結果、症状が軽減されたというケースも実際にあるようです。

人間の体は電気の影響を受けやすいため、慢性的に電流が発生していると、自律神経に影響する可能性があるのではないか、とも言われています。

ガルバニック電流は、異なる種類の金属が触れ合うことで電位差によって発生しますが、お口の中は唾液で伝導性が高まっているため、一種類の金属でも発生する場合があります。
金属味などが気になるようなら、口内の詰め物やかぶせ物を金属からセラミックやプラスチック(レジン)に交換するのが理想でしょう。

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■まとめ

アルミ箔やスプーンなどを噛んだときに感じる、キーンという痛みや不快感は、金属の詰め物やかぶせ物がある場合に生じるガルバニック電流が原因かもしれません。
単なる不快感のほか、金属アレルギーやさまざまな不定愁訴に発展する可能性もあります。
気になる人は、主治医に相談するようにしましょう。
また、新たな虫歯ができないよう予防ケアすることも大切です。

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