「食べ方」を変えるだけで虫歯を防げる!?pHコントロールのススメ。

よく「甘いものが好きだと虫歯になりやすい」と言われますよね。
でも、問題なのは甘いものではなく、食べ方!
食べ方に注意していれば、何を食べても簡単に虫歯になったりしません。
今回は、虫歯になりにくい食べ方についてご紹介しましょう!

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■虫歯にならないためには、pHコントロールしよう!

虫歯は、酸で歯が溶けてしまう病態です。
「甘いものを食べると虫歯になりやすい」と言われるのは、虫歯の原因菌であるミュータンス菌の大好物の糖を、酸を作り出してしまうから。
その酸が歯の成分であるカルシウムやリンを溶かして歯をもろくし、虫歯をつくってしまうのです。

そこで、「シュガーコントロール」といって、甘いものを制限することが虫歯予防の重要なポイントだと考えられてきました。
しかし、お口の中を酸性にするのは、甘いものだけではありません。

私たちのお口の中は、通常は弱酸性に保たれていますが、甘いものに限らず、食事をするたびに酸性化して、歯の表面が溶けてやわらかくなります(=脱灰)。
ただし、弱アルカリ性の唾液がしっかりと分泌されていれば、酸性になったお口の中が自然と中和され、しばらくすると弱酸性に戻っていきます。
このとき、溶けてやわらかくなった歯の表面も再び硬くなります(再石灰化)。

つまり、私たちの歯は「溶けては固まる」というサイクルを、1日何回も繰り返しているというわけです。

このサイクルが正常に繰り返されていれば、たとえ甘いものを食べても簡単に虫歯になることはありません。
ですから、虫歯にならないためにもっとも重要なのは、甘いものをガマンすることではなく、口内の酸性度をコントロール=pHコントロールすることなのです。

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■だらだら間食しないこと!

では、pHコントロールをするにはどうしたらよいのでしょう?

通常、口内はpH6.7くらいの弱酸性に保たれていますが、pH5.5以下になると歯の表面が溶け始めます。
糖質を含むもの、酸性の強いものなら、ご飯ひと口でも、あめ玉1個でも、甘いジュースや清涼飲料水を飲んだだけでも、すぐにpH5.5以下になってしまいます。
唾液による中和と再石灰化が完了するには食後1〜3時間必要だと言われていますから、甘いものを食べる「量」を制限するより、食べる「回数」を制限し、できるだけ食間をあけるようにしましょう。

もちろん、お菓子などをダラダラと食べ続けるのもNG。
食間に飲む飲み物も、甘い清涼飲料や砂糖入りの珈琲などより無糖の飲み物や水のほうが虫歯のリスクは抑えられます。

■食後はお口をゆすぎ、なるべく早く歯磨きを!

よく、「食後30分は歯を磨かないほうがいい」と言われます。
これは、本当なのでしょうか?

食後はお口の中が強い酸性になり、歯の表面が溶けてやわらかくなっています。
そんな状態でゴシゴシ歯磨きすると、歯の表面が削れてしまう可能性があります。
唾液による中和や再石灰化が始まるのには、30分くらいかかるため、歯を磨くなら食後30分くらい経ってからのほうがよいと言われているのです。
しかし、これはあくまでも、良好な口内環境の人にだけ当てはまるお話です。

たとえば、すでに虫歯がある人や、虫歯の治療歴がある人、口臭が気になる人は、口内環境が悪く、唾液が十分に分泌されていないか、口内細菌によって唾液の質が悪くなっている可能性があります。
もしそうなら、食後30分も放置しておくと、その間に虫歯が悪化したり、新たな虫歯をつくってしまう可能性があります。

ですから、一度も虫歯になったことがない人以外は、食後すぐにうがいをしたりお茶を飲むなどして虫歯菌のエサとなる食べカスをすすぎ、できるだけ早く歯磨きをしましょう。

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■唾液の量をコントロールする!

pHコントロールをする上でもっとも重要なのは、良質な唾液をたっぷりと分泌させることです。

まずは、水分補給をこまめにすること!
コーヒーに含まれるカフェインや、お茶に含まれるポリフェノールには、唾液の分泌を抑制する作用があるので、飲み過ぎには注意。
こまめに水分補給するなら、水にしましょう。

また、食事のときはよく噛んで食べましょう。
早食いだと、噛む回数が減って唾液の分泌を促進できないので、食事はゆっくりと時間をかけて食べるようにしましょう。

そしてもうひとつ。
唾液の分泌は自律神経によってコントロールされています。
強いストレスを感じたり、継続的なストレスを抱え込んでいたりすると、分泌量が減ってしまいますから、生活リズムを整えて睡眠をしっかりとり、バランスのよい食事を美味しく食べて、肉体的・精神的ストレスをため込まないようにしましょう。

■食事中は舌もキレイにお掃除!

虫歯にならないためには歯磨きも大切ですが、舌のお掃除もとても重要です。

歯にくっついている食べカスは、お口の中に残っている食べカスのわずか1割程に過ぎません。
実は、食べカスの多くが舌の奧にへばりついて「舌苔(ぜったい)」を形成してしまいます。
ぶ厚い舌苔がついていると、唾液による口内の中和がうまくいかないばかりか、唾液そのものが汚染されて効率よくpHコントロールをすることが難しくなってきます。

舌苔は、舌の表面を保護する役割も担っていますから、舌苔を落とし過ぎたり、舌の表面を傷つけてしまわないように、舌ブラシなどを使ってやさしくクリーニングしましょう。

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■まとめ

お口の中が酸性になっている時間が長いと、虫歯になりやすくなります。
歯を磨くことも大切ですが、食べ方やお口のケア法を工夫してpHコントロールし、虫歯ゼロを目指しましょう。

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