噛むとズキズキ?40〜50代から増える「三叉神経痛」とは?

虫歯もないのに、噛んだり、歯を磨いたりするとき、顔面にズキン、ピリピリと激痛を感じてしまうとしたら、「三叉神経痛」かもしれません。
「三叉神経痛」は、40〜50代から徐々に増えていきます。
その原因と治療法についてご紹介します。
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■三叉神経痛は、突発的に起こる!

三叉神経痛とは、顔面の感覚を司る三叉神経に痛みが出る病気です。
三叉神経は、顔面全体に広く走行しており、耐え難い痛みが突発的に襲ってきて、短ければ数十秒、長いと数分間も続きます。
その9割は顔の片側だけに現れる「一側性」ですが、「両側性」の場合もあります。

その引き金となるのは、
・洗顔
・咀嚼
・歯磨き
・ひげ剃り
・化粧
・冷水を飲む
・冷たい風に当たる

など、さまざま。

そのため、発症すると、顔をあらったり、食べたりするのも困難になり、日常生活に支障が出てしまいます。

また、刺激が加わればいつでも激痛発作が誘発される人もいますが、一般的には決った季節に多く痛むようです。
特に、春先と秋口に発症する人が多く、食事や会話で痛みが誘発されます。
不思議なことに、夜間には通常痛み発作が生じません。

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■三叉神経痛の原因は、動脈硬化?ストレス?

三叉神経痛の原因は長い間原因不明とされてきましたが、最近では、脳幹から出た三叉神経が、周囲の血管に圧迫されるために痛みが起るという考え方が有力となっています。
40〜50代以降に増えるのは、動脈硬化が進んで血管が変形し、神経を圧迫するのが原因ではないかと考えられています。

そもそも三叉神経というのは、皮膚から感じた刺激を、脳に「痛みを感じたぞ!」と伝える神経です。
ところが、血管によって刺激されてしまっただけなのに、誤って「痛みを感じたみたいだよ!」と脳に伝えてしまうのが、三叉神経痛の原因です。
簡単に言うと、「脳の伝達ミスで起きる顔の痛み」という事です。

日常生活や仕事など、精神的なストレスによる神経の過敏も、三叉神経痛の原因になる可能性があります。
この場合、痛みが発生するタイミングや痛みの程度が、人によってかなり異なるため、診断が難しくなることもあります。

また、三叉神経痛の数%は、脳腫瘍が原因で起こります。
まずは、その可能性を明らかにするためにも、MRIなどで診断することがのぞまれます。
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■治療法は?

三叉神経痛は、一般的な鎮痛剤などは効きません。
しかし、8割以上が、抗けいれん薬やペインクリニックでの神経ブロック治療により痛みが消失するか、かなり改善されます。

それでも十分な効果が得られない場合は手術を考えます。
一般的には、手術による三叉神経痛の改善率は7〜9割程度と言われています。
特に、三叉神経痛の原因が動脈の圧迫であれば、手術の有効性は高く、逆に静脈やくも膜の癒着では有効性は低く、再発も多いと言われています。

また、放射線治療(ガンマナイフ)による治療もあります。
これは、放射線で三叉神経を麻痺させる方法で、治療後痛みがすぐにとれず、顔面のしびれなどの合併症率も高い治療で、第一選択とはなりません。

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■まとめ

三叉神経痛は、命を落とすような病気ではありませんが、生活の質(QOL)が著しく低下してしまうのが大きな問題です。
顔付近で突発的にズキズキした痛みがあるのに、歯医者さんでは何の異常も発見できなかった場合は、三叉神経痛を疑いましょう。
そして、早めに適切な治療を受けるようにしましょう。
予防のためには、生活習慣を見直して動脈硬化を防ぐことも大切です。
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