歯科衛生士さんに聞く!突然の歯痛を止める方法

突然歯が痛くなることや、前から少し痛かった歯が夜中に急に激しく痛み出した経験はありませんか?夜間や休診日などに限って、なぜかそんな痛みが襲ってくるものです。
すぐにでも歯科医院に駆け込みたいところですが、どうにもならないときの歯痛を和らげる方法をお伝えします。

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■鎮痛剤を使うときの注意点

痛みを緩和するためには、まず痛み止めを飲むことが先決です。
特にロキソニンSやバファリンはドラッグストアなどで販売されているため、いざというときのために常備しておくと役に立ちます。
頭痛薬として販売されているものはだいた歯痛の緩和にも効果があるため、ひとつ持っておくと便利です。

また子供によく使われる解熱鎮痛剤として、カロナールがあります。
これは病院で処方される薬で、小児科などで処方され、安心して飲ますことができます。
もし手元に持っていれば、子供の突然の歯痛にも対応できるため、歯科医院へ行くまでの間の歯痛対策になります。
また市販薬では、小児用バファリンが販売されています。
子供は痛いのを我慢できず泣いてしまうので、慎重に使用してください。

なお、大人にカロナールは大丈夫ですが、15歳以下の子供にロキソニンは禁止されています。
大人の半分量を飲ませることは絶対にしないで下さい。

よく歯痛の場合に正露丸を虫歯の穴の中に詰めるとよいと聞きますが、歯髄まで炎症が広がった歯髄炎などの場合、正露丸を詰めることにより歯肉に炎症を起こす可能性があります。
できればこの方法は避けたほうがよいと思います。

痛みの緩和に効果的な「手のツボ押し」!
よくツボを押すと痛みが和らぐ、と言いますが、歯の痛みに効果があるツボがあります。
どうしても歯科医院に行けないとき、このツボを刺激することで痛みが緩和されます。

●手のひらにある「歯痛点」を押す
この歯痛点は、手のひらがわの中指と薬指の間にあるツボで、そこをギュっと強めに押してください。
左右どちらの手にもあるため、左右のツボを交互に押してみてください。
ツボは、少し痛いくらいが効果があると言われています。

●手の甲側にある「合谷」
これは「ごうこく」と呼び、歯だけでなくその他の痛みに効くツボです。
手の甲側の、親指と人差し指の付け根あたりにあり、そこをギュっと押してください

こちらもキツめに押すようにすることでツボが刺激され、痛みが緩和されます。

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■やってはいけないこと!

歯の痛みを紛らわそうとして、つい行いがちなことが、飲酒、熱いお風呂に入る、喫煙です。
飲酒と熱いお風呂は、血の流れがよくなりすぎるため、余計に痛みが増してしまいます。
特に喫煙は血管を収縮させるだけでなく、痛みの原因となる虫歯や歯髄炎、歯周病などをさらに悪化させるため、厳禁です。

■まとめ

突然の歯痛の対処方法をお話しましたが、いずれも痛みを緩和するだけで、歯の痛みそのものを取り除くわけではありません。
あくまでも歯科医院で適切な処置を受けるまでの対処療法です。
できるだけ早く歯科医院へ連絡し、適切な処置を受けるようにしましょう。

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