教えて!米国の歯周病治療の実際!

米国では、普通の歯医者さんでは歯周病治療は行いません。
歯周病は専門医のところで治療しなければならないのです。
日本とはかなり違いますね。
そこで、米国で実際に歯周病の治療をした筆者の体験談をレポートします。
日本と治療は多少異なるかもしれませんが、ぜひ参考になさってください。

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■手術前の準備

歯の定期検診をちゃんと受けていたのにも関わらず、歯科医を変えた時、歯周病を発見されてビックリ。
しかも、すでにけっこう進行していたのです。
歯周病は痛くもかゆくもならないので、虫歯のような自覚症状がほとんどありませんが、それにしても、今まで受けていた検診はいったい何だったんだろうか?と思ってしまいました。

さて、歯周病が発見されると、歯科医の紹介でガムクリニック(歯茎専門医)でまず進行度をチェックされます。
私の場合、手術が必要とのこと。
手術!?とショックでしたが、歯周病の手術日が決まると、その2,3日前から体調を整えなければなりません。
私の場合は前日に精神安定剤のようなものをいただきました。

何でも手術日は神経も高ぶり、リラックスできない人も多いとか。
なのでリラックス効果のあるお薬を飲むようにいわれたわけです。(おそらく安定剤だと思いますが)
そして睡眠はしっかりとるよう注意されました。

簡単な手術と言えども麻酔を投入しますので、やはり疲れた体には負担がかかります。
日本と米国が違うところは、費用もそうですが、ちょっとした手術でも念入りなフォローをしてくれるところでしょう。

■手術日当日

さて、手術した当日はものが食べれません。
ですから手術前にはしっかり食事を取ることが大切です。
そしてカフェイン類は一切摂らないこと。
麻酔に影響してくるので、うっかりコーヒーやお茶などは飲めません。
そして車の運転はしてはいけないということなので、送迎が必要になってきます。

手術は麻酔を打って終わるまでは約3時間ほどです。
受けている方も大変ですが、ドクターもかかりっきりなので休憩なしです。
歯と歯茎の間を一つ一つを丁寧に掃除し、歯周病菌を殺していきます。
なのでこれくらい時間がかかって当然といえば当然なんですが、本当に大変な一日でした。
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■手術後

手術後は約4週間は堅いものが食べれません。
ナッツ類、たね類(チアシードなど)もNGです。
もちろん肉類も食べてはいけません。
最初の1週間から2週間はスムージーや離乳食のようなもの、野菜はくたくたに柔らかく煮込んだもののみ。

3週間経つと肉類でも柔らかいものを少し食べれるようになります。
手術1週間後に一回目のドクターチェック、そして2週間後にもチェックがあります。
手術後6週間経ったときに、最終チェックを行い、問題がなければ普段の通りの生活に戻れます。

■手術後の歯の磨き方

歯茎がまだ元の状態に戻っていないので、もちろん電動歯ブラシなどは使えません。
フロスもできるだけ優しく行い、手でゆっくり歯を磨きます。
歯ブラシもヘッドが小さいモノを2,3種類使い分けます。
それはこれからも歯周病予防に使っていくものになります。

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■まとめ

歯周病は誰にでも起こりうる歯茎の疾患です。
また発見が遅ければ遅いほど、大変な治療をしなくてはなりません。
そして歯周病は放っておくと、体の中のあらゆる場所に影響されてきます
また、歯科医によっては歯周病に対する治療方針が違いますし、いい加減なところもあります。
それは米国も日本も同じですよね。
私の場合、歯科医を変えてラッキーだったわけです。
おかしいな?と思ったら、一度歯科医を変えてみてもいいかと思います。
そして発見されたときは大変な実態になる前に、しっかり治療しておきましょう。

日本と米国では歯周病治療の環境がかなり違うかもしれませんが、少なくとも、早期発見のために定期検診をしっかり受けることをおすすめします。

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