知っていますか? 歯肉炎、歯周炎、歯周病、歯槽膿漏の違い

お口のトラブルと言えば、歯周病を思い浮かべる人が多いでしょう。
では、歯槽膿漏や歯肉炎、歯周炎とどう違うのでしょう?
改めて質問されると、答えられない人も多いのではないでしょうか?
ネットなどでも、間違った言葉の使い方をされている場合があるので、十分注意しましょう。

正しい知識を持っておくことこそ、最強の予防策です。
今回は、知っていそうで実は知られていない歯周病、歯槽膿漏、歯肉炎、歯周炎の違いについてご説明いたします。

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■歯槽膿漏は歯周病の末期症状

歯周病は歯周病菌と呼ばれる細菌に起因する感染症です。
歯槽膿漏も、ほぼ同義語として使われることが多いのですが、歯槽膿漏とは、歯周病が悪化して歯を支えている歯槽骨から膿がもれ出だした状態のこと。
そのまま放置すると、歯が抜け落ちてしまいます。

歯槽膿漏は、いわば古い呼び名で、かつては歯周病の末期症状を歯槽膿漏と呼びましたが、現在は、歯槽膿漏の状態も歯周病と呼ぶようになってきました。

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■歯肉炎と歯周炎の違いとは?

歯周病は、進行段階によって歯肉炎と歯周炎に分けることができます。

歯周病のごく初期段階で起こるのが、歯肉炎
歯と歯茎の境目が炎症を起こして腫れてしまい、出血しやすくなります。

この歯肉炎が進み、歯を支えている歯根膜や歯槽骨といった歯の周辺組織にまで細菌が繁殖すると、歯周炎と呼ばれます。

歯周炎を放置しておくと、歯槽骨がどんどん溶けて歯と歯茎の間の溝がさらに深くなり、そこに歯垢が入り込んで、さらに骨を破壊していきます。
この状態を放置すると、歯がグラつきはじめ、歯の根元付近に膿が溜まって強い口臭を発生させるようになると、いよいよ歯周病の末期段階である歯槽膿漏になります。

こうなると、いずれ歯が抜けてしまうので、歯周病はできるだけ早い段階で食い止めたいところです。

■歯肉炎、歯周炎、歯槽膿漏といった歯周病を防ぐには?

いったん歯肉炎になってしまうと、歯周炎に発展するのはあっという間です。
進行に気づかずに重症化してしまう恐れもあり、気づいたころには歯が抜ける一歩手前というケースも多々あります。
この恐ろしい進行を防ぐには、歯医者さんへ行きPMTCと呼ばれるをお口の中の大掃除、いわゆる予防歯科を定期的に受けてメンテナンスするのが一番です。

予防歯科は歯周病のみならず、虫歯の予防効果も高いことが実証されており、多くの歯医者さんはこの予防歯科を世に広めたがっているのですが、世間の認識は今ひとつのようです。
まずは、予防歯科の意識の高い歯医者さんを見つけて相談してみましょう。

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■まとめ

歯周病は悪化すると歯を失ってしまうだけでなく、心筋梗塞や脳梗塞、肺炎など様々な病気のリスクにもなってしまう怖い病気です。
しかも、歯周病は毎日しっかり歯磨きをしていても、ストレスなどでかかる可能性があります。
また、年齢を重ねることで、かかりやすくなっていきます。
「虫歯になったことがない」「歯医者さんに通ったことがない」という人も決して油断せず、歯医者さんで定期的にチェック&メンテナンスしてもらいましょう。

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