何年経っても治ることのない歯槽膿漏<体験談>

物心ついていた頃には、歯槽膿漏(歯周病)がはじまっていたのではないかと思います。
歯磨きをするたびに赤い血が出ていたのですが、たいして気にもせず普通の生活を送っていたのです。

私が本格的にこの歯槽膿漏について意識し出したのは、高校生の頃だったように思います。
口が臭うと友人から言われたのがきっかけです。
何故臭うのか真剣に考えてみました。
食べ物のせいなのか、体質が原因なのかいろいろと試行錯誤したのですが、そこで出した結論が歯槽膿漏だったというわけです。

歯槽膿漏に危機感を持った私は、とにかく朝晩は忘れずに歯磨きを意識して行うようになりました。
それまでは、口の中をスッキリさせたいなと思ったときくらいしか磨かなかったのです。
ごしごしと一生懸命真面目に磨くよう努力し続けました。
しかし、歯槽膿漏が治癒するどころかますます悪化の一途を辿ってしまったのです。

20歳を過ぎる頃には、歯から血が出るのが当たり前なくらい酷い状況になっていました。
歯を磨く時だけでなく、りんごやアイスを食べると必ずといっていいほど歯から出血するようになっていたのです。

歯槽膿漏の症状にかかってから、もう30年近く経っていると思います。
最近は諦めの境地に至ってしまって、この状況を当然のごとく受け入れています。
今願っているのは、歯槽膿漏の影響により歯が抜けることなく老後を迎えることだけです。

C.S 男 40

トップへ戻る