イソジンが口臭や口内炎に効くってホント?

昔から、のどのうがい薬として有名なイソジン。
風邪やインフルエンザの予防のため、常備しているご家庭も多いのではないでしょう。
このイソジンが、口臭や口内炎など、お口の中のトラブル全般に効果的という噂は本当なのでしょうか?
気になるイソジンの効果について探ってみます。

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■イソジンは、地球外生命も殺菌しちゃう!?

イソジンの主成分は、ポビドンヨード。
微生物や細菌に対して即効で効力を発揮する殺菌消毒剤で、なんとアポロ11号が地球に帰還したときにも、地球外の細菌を殺菌するために使われたというエピソードも有名です。

地球外の細菌にも効くというくらいですから、その殺菌力は抜群なのでしょう。
ただし、ポビドンヨードは主に粘膜の表面に作用し、浸透制はありません。
つまり、あくまでも表面的な殺菌力しかありません。

そのため、たとえば歯周病菌のように、歯周ポケットの奧深くで繁殖しているもの、硬いバイオフォルムに守られているものには、残念ながらほとんど効果がないといっていいでしょう。

では、口内炎や口臭に本当に効くのでしょうか?

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■口内炎には、軟膏などよりイソジン!

イソジンでうがいをすると、その瞬間にお口の中の粘膜や歯にくっついている雑菌が殺菌されます。
口内炎も、お口の中の粘膜の傷口に増殖した細菌が炎症を起こしているわけですから、口内炎を治す効果を期待できます。
口内炎は、患部だけでなくお口の中全体を殺菌しないと意味がないのですが、イソジンでうがいをすれば、お口の中全体を殺菌できます。
口内炎が痛くてなかなか治らないというときなどは、イソジンでブクブクとうがいをするといいでしょう。

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■歯周病が原因の口臭には、ほとんど効果なし!

では、口臭はどうでしょうか?

イソジンは浸透性がないので、歯周ポケットの奧深くに入り込んだ歯周病菌を殺菌することはできません。
ですから、ある程度進行してしまった歯周病が原因の口臭にはほとんど効果を期待できません。
一時的に臭いが消えたとしても、またすぐに歯周ポケットの中から臭い物質が発生してしまうでしょう。
また、当然ですが、胃腸や肝臓など、体内のトラブルが原因の口臭にも効果は得られません。

つまり、イソジンが口臭に効果を発揮するのは、疲れや睡眠不足で免疫力が下がって雑菌が増殖し、お口の中がネバネバする、口臭がきつくなっている、という場合のみ。
虫歯や歯周病などが原因の口臭は、丁寧なブラッシングによる歯垢除去と歯科的治療が不可欠です。

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■まとめ

イソジンは、お口の中を表面的にキレイに殺菌するのには効果的なので、口内炎の予防・改善には効果的です。
でも、歯周病や歯周病菌が原因の口臭には予防・改善効果を期待できません。
これは、洗口剤でも同じこと。
歯周病菌に効果的と言われる洗口剤の成分も、歯周ポケットの奥までは入りこめません。
イソジンや洗口剤によるうがいは、あくまででも口臭を即効で消したいときや、歯を磨けないときの一時的応急処置として活用しましょう。

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