閉経後の女性は特に注意!歯周病だとがんになりやすい!?

歯周病が糖尿病や脳梗塞などの全身疾患と深く関わっていることは、よく知られています。
では、歯周病だとがんになりやすいということを、ご存じでしょうか?
特に閉経後の女性の場合、そのリスクがさらに高まることがわかっています。
今回は閉経後の女性の歯周病とがんの発症リスクに着目してみました。

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■あらゆる年代で発症する歯周病

歯周病は生活習慣病の一種で、あらゆる世代において発症します。
若い世代では歯ぐきの腫れや出血といった歯肉炎から始まり、30代の約8割に歯周組織に所見があると言われています。
この歯周組織の所見から考えると、若い世代では歯肉炎あるいはごく初期の歯周病が多いですが、年齢が上がるにつれ、ポケット数値の増加など歯肉炎から中度の歯周病へと進行する人が増加します。
そして60~70代の高齢の世代まで続き、最後には歯を失うという結果に至ります。

ここまで見ると、歯周病は口腔内だけの問題と捉えられがちですが、実は歯周病の影響は口の中だけでは終わらないのです。

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■閉経後の女性に多い歯周病と発がんリスクとは

口の中のがんと聞くと、舌がんや食道がん、口腔内にできる悪性腫瘍などが思い浮かび、その主な原因は喫煙と想像がつくと思います。
確かに喫煙は歯周病を悪化させるだけでなく、口腔内をはじめとした様々な部位における発ガンリスクを高めます。
特に、閉経後の女性が歯周病になると、発ガンリスクが14%も上昇するという研究結果も報告されています。

その他、閉経後の女性は、肺がんや胆嚢がん、乳がんにおいて発症リスクが上昇するという結果も報告されています。
また、喫煙習慣のある女性とない女性を比較したところ、喫煙習慣があってなおかつ歯周病のある女性は、乳がん、肺がん、胆嚢がんのリスクが高く、喫煙習慣がない歯周病の女性は、メラノーマなどのがん発症リスクが高い、というように、喫煙習慣と歯周病の有無によって、閉経後の女性がかかりやすいがんの種類が異なることも確認されています。

いずれにせよ、喫煙と歯周病は、閉経後の女性の健康を左右する大きな要因のひとつといえるでしょう。

これは女性の健康イニシアティブ観察研究(WHI-OS)に参加した54~86歳の女性約6万6000人を対象とした結果です。

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■歯周病を発症させない口腔内づくりが大切

ここでご紹介した結果は、直接的な因果関係を証明するものではないことから「歯周病は、体の健康状態を表す指標にすぎない」と指摘する声もあがっています。

しかし、歯周病菌が口腔内から血管に侵入して全身を巡ると、さまざまな臓器・組織で炎症を引き起こします。
これが、がんの発症や進行に影響を与える可能性も指摘されています。

歯周病は予防できる病気です。
発がんリスクを少しでも低減するためにも、普段から日常的な口腔ケアと定期検診をしっかりと行っていきましょう。

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