外見を取り繕っても一瞬で悪印象を与える口臭問題<体験談>

今では口臭問題に悩んでいる私は、社内SEとしてシステム管理業務に勤しんでいます。入社3年目の夏には、人生のターニングポイントと言っても間違いではない出来事が起こりました。中小企業の新入社員を相手に、業界人として必要な知識や技術を教える役目を仰せつかります。
人生初の講義は大成功に終わり、次年度は各新入社員と仲良くなることを目標に、外見に磨きをかけようと考えました。ビジネスライクな印象を与えつつもラフな格好、それに髪型も一段と若々しようと努めます。
私にとって、人生で2回目の講師業務がスタートしました。講義の評判は上々で、気を良くした私は休憩時間に教室の外を歩き始めます。
「あの人の息、臭いよね」私の講義を受けていた新入社員たちの声が聞こえてきました。咄嗟に足を止めて聞き耳を立てていると、明らかに私の口臭についての話題であると確信します。特徴的な苗字と、私が愛してやまない嗜好品の名前を話題に挙げていたからです。
疲れた心と体に癒しを与えてくれる煙を出す嗜好品は、法律で認められる年齢になったと同時に毎日手放せなくなりました。温かく真っ黒で苦い嗜好品も大好きで、その組み合わせが口臭の原因となっていたようです。
気付いたところで止められるはずもなく、外見を取り繕っても一瞬で口臭が悪印象を与える原因になってしまうのだと感じました。今では口臭対策について調べを進めている毎日です。

嗜好品大好きマン、男性、23歳

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