知っておいて絶対損はない!予防歯科のPMTCとは?

2011年8月10日に歯科口腔保健の推進に関する法律が施行されました。
この法律は口内の健康のために予防や定期検診を推進するためのものです。
この法律により、予防や定期検診が推進されるようになり、様々な自治体で歯科口腔保健に関する方針や目標、計画が策定されつつあります。

この法律成立の背景には歯科医療側から予防及び定期検診の重要性が訴え続けられたことがあります。

多くの歯科医師たちが声高々に主張する予防とはそれほど大事なものなのでしょうか?
この予防とはどういったことをいうのか今回ご説明いたします。

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■予防歯科とは?

口腔内のトラブルは虫歯と歯周病が大半です。
中には事故で歯が欠損したという方もおられますが、こちらは外的要因です。

虫歯や歯周病は感染症で、虫歯菌や歯周病菌が引き起こす炎症です。虫歯菌が歯を溶かしだした部分を虫歯と呼び、歯周病菌が繁殖し歯の周辺や歯茎、骨等にダメージを与える病気を歯周病と言います。
虫歯は痛くなったり、舌触りでわかるのですが、歯周病は悪化するまで自覚症状が無い場合もあり、気づいたら歯の付け根部分が膿んでいたということもあります。

この場合、歯を抜かなければならない場合もあります。永久歯は一生ものです。
一度抜いてしまうともう生えてきませんので、大事にしていきたい身体の財産と言えます。

虫歯も放置して悪化させてしまうと、神経まで侵され、神経を抜く必要が出てきたり、最悪神経が死にます。
虫歯が悪化しすぎて痛くなくなったという場合がこれに当たります。
残念ながら治ったのではなく、もう神経が死んでしまっているのです。
虫歯や歯周病が悪化するとものをよく噛めずに顎が左右非対称になったり、消化器官に影響を与えたり、噛み合わせが悪くなるので背骨が曲がったり、様々な弊害を引き起こします。

この怖い虫歯や歯周病にならないように先手を打って予防してしまおう、というのが予防歯科です。
予防歯科をしっかりと行うと虫歯や歯周病にかかるリスクは激減します。

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■PMTCとは?

この予防歯科の中で中心的な役割を果たしているのがPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)で、専門の教育を受けた歯科衛生士さんによる、専用の器具を用いた歯科洗浄です。
専用の器具を用いるので、このPMTCは自宅ではできません。

ではこのPMTCの目的とはいったい何なのでしょうか?
それは、虫歯菌や歯周病菌が作り出すバイオフィルムの破壊にあります。
虫歯菌や歯周病菌は歯の表面で集まってバイオフィルムという保護膜を作って自分たちを守っています。
この状態の細菌は歯磨きでは除去できません。
このバイオフィルムを根こそぎ除去できるクリーニングがPMTCというわけです。

このPMTCは保険適用外ですので、少々高額の治療になりますが、5千円前後でできる歯医者さんが多いです。
数か月おきに定期的に行うことで、口内の細菌数を減らして、日々のブラッシングとあわせて予防します。

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■まとめ

いかがでしたか?

現在の歯科の流れは虫歯をうまく治すことから、そもそも虫歯にならない歯を作るという方向へと変化しています。
予防歯科の定期点検で虫歯や歯周病にならなければ問題なしというわけです。

今後はいい歯科医は虫歯をうまく治すのではなく、虫歯を作らない先生と言われるようになっていくと推測されます。
また、定期的に診察を受けることで、虫歯や歯周病になってしまっても悪化する前に対処できます。

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