その口臭、糖尿病が原因かもしれません

皆さんもご存じの通り、糖尿病とは膵臓から分泌される「インスリン」が少なくなったり、血液中の糖(血糖)を調整できなくなる病気です。
糖尿病というと「おじいちゃん・おばあちゃんの病気」というイメージがありますが、近年では若年層にも多く見られるようになってきました

実は、糖尿病と口臭は重大なかかわりを持っており、口臭から糖尿病を発見したというケースもあります。
今回は、口臭と糖尿病についてお話したいと思います。

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■この口臭は要注意!!

【アセトン臭】
糖尿病の中でも一番わかりやすい口臭です。
一般的には、果物が腐った臭い(甘酸っぱい臭い)と言われています。

糖尿病になると、血糖をエネルギーに変える「インスリン」という物質が不足します。
インスリンが不足しているということは、糖からエネルギーを作り出せないということになります。
そして、糖の代用として、脂肪やタンパク質からエネルギーを作り出すわけですが、これらを分解する時に「ケトン体」という物質が一緒に生成され、その中に含まれる「アセトン」が口臭や体臭となり、体外に放出されます。
したがって、甘酸っぱい臭い「アセトン臭」がした時は、糖尿病にかかっている可能性が高いと言えます。

【ドライマウスによる口臭】
糖尿病患者は、健常者と比べて唾液の分泌が減ることから、「ドライマウス(口腔乾燥症)」になりやすい傾向にあります。
ドライマウスになると、通常よりも唾液の分泌が減少するため、口腔内の細菌が増殖して口臭が発生しやすくなります。
ドライマウスだからと言って、必ずしも糖尿病にかかっているとは言えませんが、糖尿病予備軍の可能性がある為、注意が必要です。

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■口臭から糖尿病と診断された場合、どのような治療を受ければいいのか?

糖尿病にかかってしまった場合、治療法として

・インスリン注射による薬物療法
・食事療法(カロリー制限あり)
・運動療法

この3つが主な治療法になります。

インスリン注射は、食事をする前にお腹の辺りに自分で注射をしなければなりません。(慣れないうちは、かなり勇気がいるそうです。)

食事療法は、カロリー制限がされているため、それ以上のカロリー摂取をすることはできません。
自分で調理する人もいれば、宅配制度を利用して、糖尿食を毎食頼んでいる人もいます。
運動療法については、軽いお散歩やジョギングなど、その人に合った運動方法を担当医が一緒に考えてくれます。

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■糖尿病を予防するためには

糖尿病にならない為にも、日常生活において、次にことに気を付けましょう。

・散歩やジョギング・ウォーキングなど、適度な運動をする。
・暴飲暴食をできるだけしないようにして、飲酒を控えること。
・食事は基本薄味を心がける。
・食事の時間は規則正しい習慣を心がける。

糖尿病は今や年配者だけでなく、若年層にも多くみられる病気であり、生活習慣病の一つとなっています。
食事制限やインスリン注射など、様々な制限があり、ストレスが溜まりやすい病気ともいえます。
糖尿病にならない為にも、規則正しい生活を身につけ、予防していくことが大切だと思います。

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