肝臓が原因でおこる口臭の特徴と改善法

きつい口臭は、肝臓が原因でおきることがあります。
肝臓は血液の解毒を行う臓器です。
何かの理由で機能が衰えると、肝臓は血液中の毒素を十分に分解できなくなります。
このときに発生するものが、特徴のある強い口臭です。

肝臓が原因の口臭は、臓器の働きが正常にもどれば解消します。
肝臓をいたわる生活習慣を心がけることが、不快な口臭の解消のためには大切です。

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■肝臓が原因で口臭がおきるメカニズム

肝臓には、体のなかの毒素を取り除くという大切な機能があります。
体中で発生した老廃物や、飲酒によって取り込まれるアルコールなどを、血液が肝臓まで送り届けます。
血液中のこうした有害な成分を、分解して無害な物質に変えることが肝臓の役割です。

機能が低下した肝臓では、こうした働きを正しく行うことができません。

食物やアルコールから発生する成分のなかには、悪臭の元になるアンモニアやアセトアルデヒドなどの有毒物質があります。
肝臓で分解されなかったこれらの悪臭成分は、血液によって体中へ再び運ばれます。
息が臭くなるのは、アンモニアやアセトアルデヒドなどが血液によって肺にまで運ばれるからです。

■肝臓が原因の口臭の特徴

肝臓の機能低下が原因の口臭はとても特徴的です。
飲酒によるアルコールが十分に分解されなかったときは、ドブやカビのようなネズミ臭とよばれる口臭になることがあります。
またアンモニア臭が呼気に多く混じるときは、卵の腐ったような臭いが強くなります。

肝臓に原因をもつこれらの口臭は、消えにくいという特徴もあります。
悪臭物質が血液全体に溶け込んでいるからです。
すべての血液の解毒が終わるまでは、肺のなかの空気から臭いが消えることはありません。

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■肝臓が原因の口臭を解消するには

肝臓からおこる口臭を防ぐには、肝機能を高めるような生活習慣をもつ必要があります。
肝臓へのダメージを防ぐため、飲酒を控えることは何よりも大切です。
さらに肝臓の働きを助ける栄養素を、食事からしっかりと摂るようにしましょう。

とくにお酒を飲むときには、肝臓をアルコールから保護する食品をいっしょに摂ることが大切です。
肝臓の細胞膜を守る作用のある大豆、しじみ、鶏肉、乳製品などのタンパク質食品、また肝臓の機能を高める緑黄色野菜や海草などの料理がおつまみとして最適です。

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■いつまでも消えない口臭は病気のサイン

生活習慣を変えても口臭がいつまでも消えないときは、医師の診察を早めに受けるようにしましょう。
何らかの病気で、肝臓がダメージを受けている可能性があります。

卵の腐ったようなアンモニアの口臭が続くときは、とくに注意が必要です。
肝炎が進行すると、呼気にアンモニア臭が混じることが多いからです。
疾患が進む前に、適切な検査と治療を病院で受けるようにしましょう。

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■まとめ

口臭は肝臓機能の調子をみるバロメータです。
肝臓の機能が衰えてくると、強く不快な口臭がおきることがあります。
この口臭を解消するには、肝臓の働きを高めることが必要です。
大量の飲酒を避ける、肝臓にいい食事をするなど生活習慣を改善することで、こうした口臭は予防できます。

口臭がいつまでも消えないときは、肝臓に疾患をもっている可能性があります。
この場合は、一刻も早く病院で治療を受けなければいけません。

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