教えて歯科衛生士さん!痛くない歯石取りの方法ってないの?

歯石取りは痛くて苦手・・・という声をよく聞きます。
歯石は歯周病の原因となるため、定期的に取り除く必要がありますが、痛くない方法というのはないのでしょうか。
今回は、“痛みの少ない歯石取りの方法”を探ってみます。

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■歯石取りの必要性と方法

歯石は、食べかすから作られたプラークが唾液中のカルシウムやリンといったミネラル成分と結びついて固くなり、石のようになって歯に付着します。
歯石になる前のプラークは細菌の塊で、歯周病の根源となります。
このプラークは24時間経ったころから石灰化が始まり、ゆっくりと歯石になっていきます。
この歯石は軽石のように穴が開いており、そこへ歯周病菌などの細菌が棲みついて毒素を出し、やがて歯茎に炎症を起こします。
これは歯周病の始まりである初期状態で、歯石取りを行うと悪化を防ぐことができますが、そのまま放置すると、やがて歯周病菌が顎の骨まで攻撃を始め、歯槽骨を吸収していきます。
その結果、歯が揺れ始めて最後には抜け落ちてしまいます。

また、歯周病は全身疾患にも大きく関わります。
糖尿病、心筋梗塞や脳梗塞といった血管の詰まりに関する疾患、骨粗鬆症、誤嚥性肺炎などに深く関連しており、歯周病そのものが生活習慣病とも言われるようになりました。
この歯周病の根源である歯石を定期的に取り除くことで、口の中や全身の健康を守ることが出来るため、歯石取りはとても重要です。

歯石取りは、自宅でなかなか上手くできません。
歯科医院で歯科医師や歯科衛生士に取り除いてもらうのが最も確実で効果的です。
超音波スケーラーという器具を使って取り除くほか、ハンドスケーラーと呼ばれる手動で行う器具を用いて、丁寧に取り除いていく方法があります。

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■痛くならない歯石取りの方法とは?

歯石除去の必要性はおわかりいただけたと思いますが、ではなぜ歯石取りの際に痛みを感じるのでしょうか。
痛みを感じない歯石取りの方法も、あわせて考えてみました。

①歯茎の腫れや炎症を抑えてから歯石取りを行う
溜まった歯石により歯周病菌が繁殖し、歯茎が腫れているからです。
腫れていない歯茎は、歯ブラシを当ててブラッシングを行っても痛くありませんが、腫れている歯茎をブラッシングすると痛みを感じ、血が出ることがあります。
この状態で機械を使った歯石取りを行うために、痛みを感じるのです。
まずは歯茎の炎症を抑え、腫れを引かせることが痛みを感じずに歯石取りを行う基本です.

②痛みに弱い場合は、表面麻酔を行ってから歯石除去を行う
痛みに弱い方や歯石が固く付着している場合、表面麻酔を行ってから歯石除去を行うことも可能です。
表面麻酔を行うことで歯石除去特有の痛みを除くことができるため、歯科医師に相談してみるとよいでしょう。

③歯石除去の際、パワーを落としてもらう
歯石を取る機械には強さを調節できるものがあります。
固くこびりついた歯石にはパワーを上げて強めの振動で歯石を落とすことが多いですが、痛みを感じる場合はパワーを落とし、弱めの振動で歯石を取り除くなど、歯科衛生士が患者さんの様子を確認しながら歯石除去を行います。
できればソフトにしてほしいという希望を伝えてみてもいいでしょう。

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■歯石除去は定期的に行うことが大切!痛みはガマンせずに希望を伝えて

歯石除去は本来気持ちがよいものですが、痛いものと思ってしまうと苦痛になります。
定期的に歯石除去を行うことが歯周病をはじめとしたお口の中の健康に繋がるため、歯石除去は是非受けてください。
その際痛みなく受けることができるよう、歯科衛生士などに相談してみて下さい。

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