女性が知っておきたい豆知識。歯周病と骨密度の関係

歯周病と骨粗鬆症には、密接な関係があることをご存じですか?
どちらも、女性のほうがかかりやすい病気であることはよく知られていますが、いったいどんな関係があるのでしょう?
女性がいつまでも若々しく、美しくあるために、ぜひ知っておきたい歯周病と骨粗鬆症の関係についてご紹介します。

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■歯周病は、歯や歯茎の病気ではなく、骨の病気!?

歯周病は歯と歯茎の病気だと思われがちですが、実は骨の病気です。

歯は歯肉ではなく、その下にあるアゴの骨に支えられています。
歯周病は、このアゴの骨が溶けてなくなっていく病気。
進行すると、歯がグラグラして抜けてしまうのは、アゴの骨が歯を支え切れなくなるからなのです。

ところが、歯周病は初期段階ではほとんど自覚症状がなく、進行しても歯茎が腫れたり、歯茎から出血したりするだけ。
放置して炎症が歯周ポケットの奥まで広がると、歯と骨をつないでいる歯根膜や歯槽骨が細菌によって溶かされて歯がグラグラしてきます。

歯周病は本質的には骨の病気だということを忘れず、日頃からしっかりケアしていきましょう。

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■骨が丈夫でないと、歯周病が重症化しやすい!

骨の病気といえば、女性が一番に思い浮かべるのは、やはり骨粗鬆症ですよね。

健康な骨は、骨を破壊する働き(骨吸収)と、骨を作る働き(骨形成)のバランスがとれています。
しかし女性の場合、閉経後に女性ホルモンが急激に減少すると、骨を破壊する働きのほうがさかんになり、骨をつくるスピードが追いつかなくなります。
その結果、骨量が減って骨がスカスカになってしまうのです。

では、この骨粗鬆症と歯周病にはどんな関係があるのでしょう?

さきほどお話ししたように、歯周病はアゴの骨が溶けてしまう病気です。
骨粗鬆症によってスカスカになった骨を溶かすのは、強く丈夫な歯を溶かすより簡単です。
カルシウムが不足して骨がスカスカになったからといって、歯周病になることはありませんが、骨粗鬆症だと、歯周病が重症化しやすいというわけです。

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■ダイエットを繰り返している女性は、特に注意を!

健康な女性でも、骨量は30歳前後をピークに徐々に減少していきます。
とはいえ、急激に骨量が減少し始めるのは閉経後で、40代までは極端に骨量が減少することはまずありません。

しかし、です。
ダイエットとリバウンドを繰り返している場合は別。
特に、栄養を無視した無謀なダイエットをすると、体重が落ちても減るのは骨や筋肉ばかり。
ところが、太るときには体脂肪ばかりが増えていきます。
こうして、ダイエットとリバウンドを繰り返していると、30代、40代でも、骨はスカスカに
また、妊娠・出産のたびに、大量の骨が消費されるので、このときにしっかり骨貯蓄をしていかないと、あっという間にスカスカになってしまいます。

そうでなくとも、妊娠・出産、閉経というタイミングは、歯周病になりやすい時期です。
皮肉にも、骨量が減少しやすいタイミングと、歯周病になりやすいタイミングが、みごとに合致しているのです。

歯周病を予防したければ、毎日のお口のケアをしっかりするだけでなく、将来にそなえ、カルシウムをしっかり摂って骨貯蓄をしていきましょう。

骨貯蓄は、若い頃ほど効果的です。
逆に、若い頃にカルシウム不足な生活を送っていると、将来、いくらカルシウムを摂ってもそれ以上丈夫な骨にするのは難しくなってしまいますので、さっそく今日からでもしっかりカルシウム補給をしていきましょう。

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■まとめ

女性の場合、毎日しっかり歯磨きしていても、女性ホルモンのバランスの変化で歯周病になりやすくなります。
将来、閉経と同時に骨粗鬆症と歯周病を併発して歯を失ってしまわないよう、日頃からしっかりカルシウム補給をしておきましょう。

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