「舌の位置」を変えるだけで健康になる!?正しい舌の位置マスターしよう!

普段、舌が口の中のどの位置にあるのかを気にしたことはありますか?
実は舌の位置は、歯並びや体の健康に深い関わりがあります。
舌の位置が悪かったり舌癖があると、口の中や健康に悪影響が出てしまうのです。
今回は、正しい舌の位置について考えてみましょう。

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■1.正しい舌の位置とは?

舌の位置というものを普段から気にすることはあまりないでしょう。
それ故舌の位置が悪いことで、口腔内や体の健康に影響が出てしまいます。
ではあなたの普段の舌は、どの位置にあるのでしょうか。
それは口を閉じたときに、自然に舌がおさまっている場所が、普段無意識にある舌の位置です。
そのとき、舌が上の前歯や下の前歯に当たっていませんか?

正しい舌の位置とは、「リラックスした状態で口を軽く閉じたときに、舌先が上顎に触れている」状態です。
この位置を「スポット」と呼び、この位置に舌がおさまっていることが正しい舌の位置と定義づけられています。
何もしていないときや、食べ物を飲み込むときにこのスポットに舌があることで上顎が舌の筋肉に押され、顎が大きくなります。
顎が大きいことは、歯が並ぶスペースが確保されるため、歯並びが良くなります。
また下の顎も、上顎が広がることで後から成長して大きくなるため、下の歯並びも良くなります。
このように、舌が正しい位置にあることで、特に歯並びに良い影響が出るのです。

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■2.舌の位置が悪いことでどんな影響がある?

では反対に、舌の位置が悪いとどのような影響があるのでしょうか。
舌は筋肉でできており、その力はかなり強いものがあります。そのため、舌の位置が悪いと、歯並びなどに影響が出てしまいます。

・出っ歯になりやすい
舌が正しい位置、つまりスポットに位置しないことで、上顎を広げることができません。
そのため顎が狭くなり、前歯がきちんと並ばずに出っ歯になってしまう可能性があります。
また舌癖が悪く、前歯を舌で押してしまうことで、出っ歯になるリスクが高まります。

・受け口になりやすい
逆に舌の位置が低く、下の前歯の裏側にあることで受け口になってしまう可能性があります。
いつも舌で下の前歯を押す癖があると、舌の力によって下顎ばかりが成長し、上顎が正しく成長しません。
そのため受け口になるリスクが出てきます。

・デコボコとした歯並びになりやすい
舌の位置が悪いことで顎が成長せず、歯がきちんと並ぶスペースが確保されにくくなります。
そのため歯並びが悪くなり、デコボコとした歯並びになってしまいます。

・オープンバイトになりやすい
オープンバイトは開咬とも言われ、奥歯で噛んだときに前歯に隙間ができる不正咬合です。
このオープンバイトは歯並びに問題はなくても、前歯で噛むことができない、奥歯にかかる負担が大きくなるなど、不正咬合の中でもやっかいな部類に入ります。
オープンバイトになる要因として、骨格や遺伝要素の他に、舌が上下の前歯の間に入り込む癖があったり、飲み込むときに前歯の間に入り込むことで前歯が押し広げられることがあります。
これらの要因がオープンバイトを引き起こし、様々な弊害が出てきます。

・口呼吸になりやすい
呼吸は本来、鼻で行います。
しかし舌の位置がスポットに収まっていない場合、口が開いてしまいます。その結果口で行う口呼吸になり、口腔内や健康に大きな影響が出てしまいます。

口呼吸になると口腔内が乾燥し、唾液が少なくなります。
唾液は口の中の細菌を洗い流してくれる役目がありますが、口の中が乾燥し、唾液が少なくなると細菌が増殖し、虫歯や歯周病、口臭などを引き起こします。
また鼻呼吸は、ウイルスなどの細菌の侵入を食い止めますが、口呼吸を行っていると、これらの細菌が直接体内に取り込まれ、風邪やインフルエンザ、アレルギーなどの症状が出てしまうことがあります。
このように、舌の位置が悪いことで体の健康に影響が出てしまいます。

・たるみの原因になりやすい
舌の位置が悪いことは、美容面にとっても悪い影響があります。
舌の位置が下がってしまう場合、舌の筋肉の衰えが考えられます。
舌の筋肉が衰え、位置が低くなるとそれに比例するように口周りの筋肉も下がり、たるみが出てしまいます。
舌の位置が低く悪い場合、頬のたるみや二重顎など、フェイスラインに大きく影響してしまいます。

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■3.正しい舌の位置をマスターし、歯並びや体の健康を改善しましょう

舌の位置に問題がある場合、まず意識して舌をスポットに当てるようにしましょう。
舌を上顎の少し奥のほうに当ててゴクッと飲み込む練習や、ガムを噛んで丸め、舌先に乗せて上顎にひっつける練習など、舌の筋肉を鍛え、正しい舌の位置をマスターするようにしてください。

また「あいうべ体操」という、口周りの筋肉を鍛える体操があります。
これは舌の筋肉を鍛える運動でもあり、正しい舌の位置を導くために効果的な方法です。
「あ」「い」「う」「べ」と、それぞれ口を大きく動かし、最後の「べ」は舌を思い切り前へ突き出し、そのままスポットへ当てると効果が高まります。

このように、舌の位置を正しい場所へ収めることで、口腔内や健康に対するメリットが高まります。
普段から意識して舌をスポットへ置くようにしてみましょう。

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