口移しで食べさせるのは危険!子供にも歯周病はうつる!

虫歯が親から子へうつることはよく知られています。
でも、歯周病はうつらないと思っている人も多いのではないでしょうか?
確かに、昔はそう言われていましたが、最近は、子供にも口移しの食事で歯周病がうつることがわかってきました。
今回は子供のために気をつけるべき「親子の口腔衛生」について、ご紹介します!

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■生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中は、無菌。キスも危ない!

生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中は、ほぼ無菌です。
ところが、生まれて数時間から数日で、お口の中に「常在菌」の細菌がつくられます。

常在菌は、腸内や肌など、外界と接する皮膚や粘膜ならどこにでもいます。
そして、外界の病原菌から体を守る役割を果たしてくれているのです。

では、赤ちゃんのお口の中の常在菌は、いつ、どこからやってくるのでしょう?
すべてがそうとは言い切れませんが、少なくとも虫歯菌は、主に身近な大人、つまり親からうつされることがわかっています。

虫歯菌にもさまざまな種類がありますが、主な原因菌といわれるのはミュータンス菌です。
ミュータンス菌は通性嫌気性菌といって、「空気があってもなくても生きられる菌」なので、スプーンや箸の共有、口移しの食事で簡単にうつってしまいます。

可愛い我が子にキスしまくっている方も、唾液を介してうつってしまう可能性は十分にあるので、どうぞ気をつけてくださいね。

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■歯周病菌も親から子へうつっちゃう!

一方、歯周病菌は、親から子へはうつらないと考えられてきました。
なぜなら、歯周病菌は「空気が大嫌いな菌」嫌気性菌です。
そのため、空気が入ってこない歯周ポケットの中や、プラークの中などでしか生きることができません。
空気にふれただけで死んでしまうので、スプーンや箸を共有するくらいではうつらないし、たとえ口の中に歯周病菌が入ってきても、呼吸をするだけで死んでしまうのです。

また、歯周病菌の棲み家となる歯周ポケットができはじめるのは、思春期になった頃からです。
赤ちゃんや幼児のお口には、まだ歯周ポケットはありません。
そのため、たとえ歯周病菌が口の中に入ってきても、唾液で流されてしまうだけで、棲みつくことはできない……と考えられてきました。

ところが、最近の調査では、乳幼児や小学生の口の中から歯周病菌が検出されるケースが多くみられることがわかってきました。
歯周ポケットがないはずなのに、なぜ歯周病菌が生息できるのか、そのメカニズムはわかっていません。
でも、歯周ポケットはなくとも、細菌たちの天国であるプラークの中には空気はもちろん、薬だって入り込めません。
口の中に入ってすぐプラークの中に逃げ込んでしまうのかもしれませんね。

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■感染しても、子供はすぐには歯周病にはならないけれど……

たとえ口の中に虫歯菌や歯周病菌がいても、誰もが虫歯や歯周病を発症するわけではありません。
唾液がたっぷり出ていて、歯磨きがしっかり行われているお口の中では、虫歯菌や歯周病菌が大増殖して悪さをすることができないからです。

ただし、歯周病は何年も何十年もかけて進行していく病気です。
なので、子供の頃に親からうつされた歯周病菌が、大人になって歯周病を発生させる可能性は十分にあります。

スプーンや箸を共有しない、口うつしで食べ物を与えないという、徹底した口腔衛生管理をしている親に育てられた子供は、大人になっても虫歯や歯周病に感染しにくいことがわかっています。
また、大人になっても「虫歯菌ゼロ」「歯周病菌ゼロ」という人も、実際にいるのです。

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■まず、親が虫歯や歯周病を治すことが大切です!

親から子へ虫歯菌や歯周病菌が一番感染しやすいのは、生後19カ月から31カ月の頃です。
要するに、歯が生えてくる2〜3歳の頃ということですね。
その頃は、子供の口腔ケアだけでなく、親もしっかり口腔ケアをしましょう。
虫歯や歯周病がある人は、早急に治療してしまいましょう。
それが、子供のお口を守る最終課題なのです!

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