怖いのは歯周病だけじゃない!虫歯で脳出血のリスクが14倍に!?

歯周病だと脳梗塞のリスクが2〜3倍になると言われています。
でも、怖いのは歯周病だけではありません。
虫歯だと、脳出血のリスクもグンと高まるのです。
今回は、放置すると怖い、虫歯のお話をしましょう!

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■ミュータンス菌が全身を巡って悪さをする!

歯周病は怖いけれど、虫歯はそんない怖くない、なんて思っていませんか?
しかし、虫歯菌も歯周病菌と同様、大繁殖して血液と一緒に体内に侵入すると、全身のあちこちで悪さを始めます。

そもそも虫歯は、ミュータンス菌などの虫歯菌が出す酸で歯が溶けてしまう病気です。
放置すると虫歯菌が象牙質の歯髄(しずい)にまで達します。
歯髄には神経や毛細血管が詰まっていますから、虫歯菌が血液と一緒に体内に侵入して、全身を巡っていくというわけです。

虫歯が進行すると、頬が腫れたり、鼻のまわりに膿が溜まる上顎洞炎を引き起こすことがありますよね。
もし、このような症状が見られるようなら、すでに体内に虫歯菌が侵入している証拠です。
血管や心臓、腎臓などにたまっていき、悪さをする可能性があるのです。

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■ミュータンス菌は血小板の止血作用を阻害する!

最近では、虫歯菌が脳出血に関与しているという、研究データが数多く発表されています。
実は、虫歯菌の原因菌であるミュータンス菌にもさまざまな種類がいて、中には、血小板の止血作用を阻害するタイプもいます。
そのため、このタイプのミュータンス菌を持っている人は、出血しやすい傾向があることがわかっています。
実際、脳出血を起こした患者さんの唾液を調べた結果、このタイプのミュータンス菌をたくさん持っている人ほど、脳出血の部位が多いことがわかってきました。

また、最近の研究では、ミュータンス菌を持っている人は、そうでない人に比べ、脳出血の発症リスクが14倍も高いことが明らかになりました。

脳出血や脳梗塞というと、とても怖いイメージですが、実は、中高年の人の頭部CTやMRIの画像を見てみると、かなりの高頻度で小さな脳出血や脳梗塞が見つかります。
これはよくあることで、特に治療をする必要はありません。
ただ、こうした小さな脳出血や脳梗塞が増えていくと、やがて手足のしびれや認知障害などを招く原因となっていきます。

もし、虫歯がその原因をつくっているとしたら、怖いですよね。

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■特に、血圧が高めの人は要注意!

中高年になって免疫力が低下してくると、虫歯や歯周病菌が繁殖しやすくなり、急速に進行・悪化する可能性が高くなります。
さらに、高血圧などを抱えている人の場合、血管が破れやすくなっています。
そのため、虫歯のある高血圧の中高年の人は、二重に脳出血のリスクを抱えているといってもいいでしょう。
また、虫歯菌が全身を巡ると、敗血症や心内膜炎などのリスクも高まります。

虫歯を予防するためにも、歯磨きなどの口腔ケアを徹底したいものですね。
また、すでに虫歯がある人は、たかが虫歯とあなどらず、早めに治療をするようにしましょう。
詰め物や被せ物の中で虫歯が進行している可能性もありますから、定期的な検診も欠かさないようにしましょう。

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