若い人に舌がんが増えているってホント?

舌がんになる若い人が増えつつあることをご存じですか?
舌はよく動きまわって血流がよく、温度も高いため、比較的がんになりにくい臓器です。
にもかかわらず、舌がんが増えているのはなぜなのでしょうか?
今回は、若年層に増えている舌がんの原因や予防法についてご紹介します!

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■舌がんになる原因は?

国立がんセンターの調査によれば、舌がんを含む口腔・咽頭癌の罹患者数は、1996年には約8600人でしたが、20年後の2016年には約2万2000人と、約2.5倍に増加しています。

残念ながら、舌がんだけのデータは公表されていません。
しかし、日本と同様、舌がんの患者数が増えている米国のデータを見ると、罹患者はこの20年でやはり約2.7倍に増えています。
では、なぜこんなに増えているのでしょうか?

舌がんの原因は、まだはっきりとはわかっていません。
しかし、大きく分けて2つの原因が指摘されてきました。
ひとつは喫煙や過度の飲酒。もうひとつが慢性的な刺激で、現代人に増えているのは後者であると考えられています。

現代人は咀嚼回数が少ないため、昔の人に比べて顎がすっかり小さくなり、歯のアーチもどんどん細長くなっています。
そのため、小さなアーチに収まり切れなくなった歯がガタガタに生えてきたり、内側に倒れこんだりして、歯並びが悪くなる人が増えています。
これは、舌にとっては、尖った岩石やナイフが、部屋の壁中に並んでいるようなものです。
嫌でもしょっちゅうこすれたり、傷ついたりしてしまい、その部分がしこりとなったり、炎症したりしてがん化してしまうわけです。

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■舌がんの初期症状は、目でチェックできる!

まずは、鏡で舌を見てみてください。
歯型がついていませんか?
舌の脇に、歯があたっていてこすれたり、炎症を起こしたりしていませんか?
あるいは、しこりができていないでしょうか?

舌は、歯に当たるのが大嫌いなので、自然に逃げているのですが、顎が細くなった現代人の舌は、逃げる場所さえ失いかけています。
その結果、こすれたり、傷ついたりしやすくなっています。
特に歯並びの悪い人、虫歯のある人、歯の治療をして被せ物をしている人は要注意です。
ほんのちょっとした歯の尖りや突起でも、舌にとっては凶器と同じです。
あなた自身が気づいていなくても、いつのまにか大きなストレスを受けている可能性があるのです。

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■まずは、虫歯を治し、歯並びや噛み合わせをよくしよう!

虫歯などで欠けている歯があるなら、まずは虫歯の治療をしましょう。
このとき、被せ物が大きすぎて舌に当たるようなら、きちんと歯医者さんに伝えて、舌のストレスにならないようにすることも大切です。

また、歯並びがガタガタになっている人も、歯医者さんに相談してみましょう。
ほんの1ミリだけ歯を削るだけでも、舌のストレスは軽減されるものです。

舌がんは初期であれば5年生存率は90%を上回るという研究報告もあります。
早期発見・早期治療が一番大切なので、異常を感じたらまずは歯医者さんに相談しましょう。
また、舌がこすれたり傷ついたりする状態だと、舌はいつも緊張して左右に逃げたり、奥に沈んで隠れようとします。
その結果、肩や首のこり、腰痛、イライラ、集中力の低下につながることもあります。
心当たりのある人は、一刻も早く舌のストレスを取り除いてあげましょう。

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