歯磨きだけでは不十分?WHOも推奨するハードチーズで虫歯予防!

最近、虫歯予防は、正しい歯磨きだけでは不十分だと言われるようになってきました。
ヨーグルトがいい、ハチミツがいいなどと言われますが、WHO(世界保健機関)が推奨するのはチーズ。それも硬めのチーズです。
いったなぜチーズが虫歯予防によいのか、どんなチーズがよいのか調べてみました!

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■なぜチーズが虫歯予防にいいの?

WHOでは、虫歯予防のため、食後に2〜3口チーズを食べるよう推奨しています。
いったいなぜなのでしょう?
チーズにはカルシウム塩やリン酸塩などのミネラルが豊富に含まれており、これらが口内をアルカリ性に傾けて、口の中が酸性に傾くのを防いでくれるのだそうです。
酸性にならなければ、歯が溶けて酸蝕歯=虫歯になりにくいというわけですね。

また、リン酸カルシウムには、歯の表面に保護膜をつくり、歯のエナメル質が溶け出すのを防ぐとともに、歯の再石灰化を促す働きもあると言われています。

なんと、食後にチーズを食べるだけで、シュガーレスガムにもひけをとらないほどの虫歯予防効果があるとか。
これはぜひ、試してみたいですね。

■虫歯予防に最適なハードチーズとは?

では、チーズならどれでもいいかというと、そうでもないようです。
オススメのチーズは、ハードタイプで、酸性が強いもの。
たとえば、以下のようなチーズが適しています。

・わりと身近な「チェダーチーズ」
世界でもっとも生産量の多いチーズ。
プロセスチーズの原料としてもお馴染みですね。
ややオレンジ色で、酸味と芳醇な香りが特徴です。

・濃いオレンジ色が特徴的な「ミモレット」
ミモレットは、チェダーチーズよりももっとオレンジ色が濃くて硬め。
熟成が進むほど硬くなるのだそうです。
日本の「からすみ」にも似た濃厚な味で、日本人にも人気。

・イタリアチーズの王様「パルメザンチーズ(パルミジャーノ・レッジャーノ)」
イタリア料理と言えばこれ。
スライスしたり、砕いたり、おろして粉状にしてよく使われますね。
長期間熟成させるため、水分量が少なく、旨味と塩気が凝縮されています。

・穴のあいたチーズ「エメンタール」
スイスの代表的なチーズで、アニメやイラストなどでよく見る穴のあいたチーズ。
世界で一番大きなチーズともいわれます。
チーズフォンデュに使われるチーズとしてもお馴染みですね。
酸味控えめのやさしい味です。

■まとめ

唾液にも口内を中和する働きがありますが、虫歯になりにくくするためには中和をなるべく早める必要があります。
通常では、pH指数が中性まで戻るのに30分~40分程度かかりますから、食後にチーズを食べて、効果的に虫歯を予防しましょう。
ただし、あくまでも「食後」というのがポイント。
たとえば、お酒には口内を酸性にする働きがありますから、お酒を飲みながらチーズを食べても虫歯予防効果は得られません。
食べるときは、小さめに切ったものをよく噛んで食べるようにしましょう。

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