ガムを食べると歯が伸びる!?「歯にくっつきにくいガム」のすすめ

あなたは、ガムをよく噛むほうですか?
最近は、キシリトールやフッ素を配合した特定保健用食品=トクホのガムが人気ですよね。
しかし、ガムには「歯を引っ張る」「噛み合わせを悪くする」という危険な一面もあることは、あまり知られていません。
そこで、今回は、ガムのメリットとデメリットをご紹介しましょう!

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■歯は、毎日動いている!

私達の歯は、骨(歯槽骨)にガッシリ固定されているわけではありません。
歯と骨の間には「歯根膜」というクッション材があります。
そのおかげで、噛むことによる圧力や衝撃がやわらげられているのですが、その代わり、噛むたびに歯は横にずれたり、下に沈んだりを繰り返しています。
これを、「生理的動揺」と言います。

歯が固定されているように見えるのは、歯と歯が常におしくらまんじゅうをし、元の場所に押し戻そうとするから。
また、内側や外側に倒れこんでしまわないのは、外側からは唇が、内側からは舌が元の位置に押し戻しているからです。
歯列矯正も、この「生理的動揺」を利用して歯並びを整える作業をするわけです。

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■ガムを噛むと、歯が伸びる!?

では、ガムを噛むと、歯はどのように動くでしょう?
ガムの多くには非常に強い粘着力があるため、下の歯は上に、上の歯は下に引っ張られます。
簡単に言えば、歯茎から出ている部分が突出してしまうわけです。

実は、歯根膜はシャーピー線維というコラーゲンでできた強靱なロープの集合体でできています。
このロープの両端は、歯と骨、歯と歯茎をつないでいます。
しかし、もともとシャーピー線維は沈み込んだ歯を元に戻したり、横にずれた歯を元に引き戻すためにつくられたものです。
突出した歯を引き戻すようにはできていません。
もちろん、ガムを噛んで歯が少しくらい突出しても、食事のときにしっかり噛んで食べれば、たいていは元に戻ります。
しかし、毎日何時間もガムをかみ続けていると、歯の高さが変わってしまい、噛み合わせが悪くなってしまうことがあります。
実際、噛み合わせ治療後にガムを噛むと、せっかくミクロ単位で揃えた噛み合わせが、すっかり狂ってしまうことがよくあるのです。

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■ガムを噛んでもアゴは鍛えられない!?

ガムを噛むと唾液腺が刺激されるため、唾液をたっぷり出すのには効果的です。
しかし、ガムを噛むとアゴが鍛えられるかというと、必ずしもそうとは言えません。
なぜなら、肉や野菜を噛むのと、ガムを噛むのとでは、アゴの動かし方も、アゴの骨にかかる力の大きさも異なります。
アゴを鍛えるなら、普通の食事をよく噛んで食べるのが一番!
日頃からやわらかいものばかり食べて、ガムでアゴを鍛えようというのは、無理な話です。
また、柔らかいものばかり噛んでいては、ガムで突出した歯がしっかりと元に戻りにくくなります。
せっかくガムを噛んでも、噛み合わせが狂うデメリットのほうが大きくなってしまうでしょう。

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■おすすめは「歯につきにくいガム」

そこで、ガムを噛むなら、「歯にくっつきにくいガム」を選ぶようにしましょう。
おすすめは、ロッテ「歯につきにくいガム」。

天然樹脂などの歯につきやすい成分が含まれていないため、義歯(入れ歯など)を使用する方はもちろん、噛み合わせを気にしている方でも安心です。
噛み合わせが悪いと、首や肩のこり、腰痛などにもつながります。
気になる方は、まず歯医者さんで噛み合わせをしっかり調整してもらいましょう。
ガムを噛むのが好きな人は、その上で、歯につきにくいガムを選ぶようにしましょう。

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