歯を白くしたくても、メラミンスポンジは絶対NG!

歯の着色汚れが気になるからって、「清掃用のメラニンスポンジを使用する」なんて無茶をしていませんか?
また、歯科用のメラミンスポンジを採用した歯のクリーニンググッズも市販されていますが、これなら安全なのでしょうか?
その真相を探ってみました!

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■まずは、ペリクルについて知っておこう!

歯の着色汚れ=ステインは、お茶やコーヒー、タバコなどによって歯につく黄ばみ汚れのことです。
このステインを理解するために、ぜひ知っておきたいのが、「ペクリル」という薄い膜の存在です。

歯の表面は、タンパク質の薄い膜「ペクリル」で覆われています。
唾液の成分で作られているので、歯を磨いた直後でも、すぐに歯の表面にはペクリルの膜が張られます。

このペクリルには、果物や炭酸水に含まれる酸や虫歯菌が発生させる酸からエナメル質を保護したり、修復したりする、非常に重要な働きがあるのですが、やっかいな側面も!

細菌や食べカス、コーヒーなどのポリフェノールも付着しやすく、ペクリルが細菌のプラークのベースになったり、ステインのもととなってしまうのです。

また、ペクリルは、タバコに含まれるタールとも結びつく特性があるため、タバコを吸う人は、ステインとタールの2つが絡み合った、ガンコなステインと化してしまいます。

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■どうすれば、ステインやタールの付着を防げる?

・コーヒーや紅茶などを飲んだ後、タバコを吸った後は、すぐ歯磨き
コーヒーや紅茶を飲んでペクリルに付着しても、数時間以内であれば、歯磨きによって黄ばみをとることができます。
放置するほど落ちにくくなるので、コーヒーや紅茶などを飲んだ後は、できるだけ早めに歯磨きしましょう。
歯みがきがすぐにできないときは、水で口をゆすぐだけでも効果的です。

・研磨剤入っていない歯磨き粉を使用する
研磨剤の入っている歯磨き粉を使用すると、歯の表面のエナメル質の部分に傷が入ってしまいます。
歯磨きをした直後は白くなったよう見えても、その傷がさらなる色素沈着の原因になってしまい、結局は黄ばみがひどくなるわけです。
研磨剤で削って落とすのではなく、汚れを浮かして剥がしていくタイプの歯磨き剤を選びましょう。

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■絶対にやってはいけないことがある!

先ほどもお話ししたように、研磨剤を使うと、歯の表面に傷がついて逆効果です。
ということは、メラミンスポンジで、ゴシゴシ削り落とすなんて、もってのほか!
ペクリルごと削ってしまうので、黄ばみが悪化し、虫歯にもなりやすくなります。

また、メラミンスポンジのメラミンは、体内で有毒物質になるため、口腔内に残ると不定愁訴などの原因になります。

研磨剤やメラミンスポンジは、そのときはキレイになって、気分がスッキリするかもしれませんが、取り返しのつかない大きな代償を抱え込むことになるということを、忘れないようにしましょう!

また、重曹を使用した歯磨きも、歯のクリーニングに効果的と言われていますよね。
しかし、重曹も結局は研磨剤として優れているというだけ。
重曹を使用するなら、うがいに使用しましょう。
水に混ぜるとアルカリ性に変化し、酸を中和してくれるので、着色汚れの予防になります。

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■医療用メラミンなら大丈夫なの?

とはいえ、歯科では医療用のメラミンフォームをホワイトニングに使用しているところもあります。
一般的な清掃用のメラミンスポンジと違い、安全性があると言われていますが、本当なのでしょうか?

医療用メラミンフォームは、「強くこすらなくても汚れが落ちるので、歯の表面を傷つける心配がない」
とされていますが、逆に言えば、強くこすれば歯の表面を傷つける可能性があるということ。
正しく使わなければ、結局はリスクを伴うのです。
できれば、歯科で専門家に使用してもらったほうが、より安全と言えるでしょう。

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■オススメは、分割ポリリン酸Na配合(または短鎖分割メタリン酸Na)!

歯のホワイトニングは、基本的には歯医者さんで行うのが理想。
もし、セルフケアをするのなら、歯医者さんでも使用されている分割ポリリン酸Na配合の歯磨き剤を選びましょう。
汚れを削り落とすのではなく、浮かせて落とす作用と、歯の表面をコーティングしてステインをつきにくくする作用があります。

ただし、歯医者さんで行うような強力なホワイトニング作用があるわけではありません。
日々のステインケアとして、歯医者さんでのホワイトニング後の色戻り予防として、割り切って使用しましょう。

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■まとめ

ともかく、一般的な清掃用メラミンスポンジを歯に使用するのは、絶対にNG!
医療用も使い方によっては100%安全とは言い切れません。
ステインが気になるのであれば、日々の歯磨きなどでステインがつかないようにすること。
それがセルフケアでできるもっとも効果的な対策です!

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