永久に、永久歯に生えかわらない!?「大人乳歯」って何?

最近、乳歯が永久歯に生えかわらない「大人乳歯」を持つ人が増えているのだとか。
しかも、そのことに自分でも気づいていない人も多いのだそうです。
原因は?そのままで大丈夫なの?
今回は、この「大人乳歯」についてご紹介します。
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■乳歯が抜け、永久歯に生えかわる仕組みとは?

体の成長にともなって顎が成長してくると、徐々に乳歯から永久歯へと生え替わっていきます。
その時期は、だいたい6歳〜12歳くらい。

通常、新しく生えてきた永久歯が完成するのには2〜3年かかります。
そして、すべての永久歯が完成すると、噛む力が強くなり、いろいろな食べ物を上手に食べられるようになってきます。

そもそも、乳歯のもとになる「歯胚」は、妊娠7〜10周頃には、すでにつくられています。
また、永久歯の中でももっとも早く生えてくる第一大臼歯や前歯も、妊娠12〜20周くらいですでに「歯胚」ができます。
生まれる前から、永久歯のモトが、すでにできているわけです。

その後、永久歯の「歯胚」は、顎の中で少しずつ成長していきます。
そして、先に生えた乳歯の下でどんどん大きくなり、「歯冠」と呼ばれる上半分が先に完成すると、次に、「歯根」が成長し始めます。

すると、乳歯の歯根を溶かす細胞が現れて、乳歯がグラグラし始め、やがて抜け落ちて、永久歯が顔を出す、というわけです。

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■「大人乳歯」はどの歯に多い?

ところが、子供の頃に永久歯に生えかわらず、大人になっても乳歯が残っていることがあります。
これが、「大人乳歯」です。

その原因のほとんどは、永久乳歯の先天的な欠如。
つまり、もともと永久歯のモトである「歯胚」がないケースです。

といっても、すべての乳歯が生えかわらないわけではありません。
全部で28本の永久歯(親知らずを除く)の数本だけが欠如しているケースがほとんどです。
特に多いのが、小臼歯が欠如しているケース。
小臼歯とは、前歯の中央から4番目の歯と、その隣の歯。
つまり、犬歯の後ろの歯が2本(左右で4本)です。

大人乳歯は10人に1人に起こり、大人乳歯であることに気づいていない人も多いと言われています。
また、ごくまれに、永久歯が斜めに生えてきてしまい、乳歯が溶けずにそのまま残っている人もいます。

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■大人乳歯かどうかは、レントゲンでわかる

乳歯の歯根は永久歯に比べて短いため、レントゲンを撮って専門家が見れば、すぐにわかります。

歯根が短いということは、虫歯や歯周病になると、歯がグラグラしやすいということです。
そのため、普通の永久歯以上の丁寧な歯磨きが必要です。

また、大人乳歯そのものは、病気ではありませんが、抜けやすいため、状態によっては早めにインプラントや差し歯、ブリッジなどにしておいたほうがよい場合もあります。

永久歯が先天的に欠如する原因は、今のところ明らかになっていません。
でも、親知らずが先天的にない人が増えているくらいですから、単に現代人は歯の本数が減ってきている、ということなのかもしれません。

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■まとめ

大人乳歯は、病気ではありません。
ただ、もし、大人乳歯がある場合は、より丁寧に歯磨きをして、虫歯や歯周病を防ぐ必要があります。
気になる人は、歯医者さんで定期健診するときなどに、レントゲンを撮って調べてもらいましょう。
万一、大人乳歯がグラグラしてたり、抜けてしまったときは、早めに差し歯やインプラントなどをして歯を補う治療をするようにしましょう。
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