口臭が気になり、歯科医師に相談。原因は口ではなくて…<体験談>

定期的に歯医者さんに通っている、50代女性です。
普段は、歯肉炎や虫歯などがないかチェックしてもらい、歯石や歯の黄ばみをとってもらいます。
半年に一度の歯の健康診断のようなものです。

そんな折、なにか気になることはないかと尋ねられ、最近、口臭が気になると答えたことがありました。
そこで、歯周病の歯肉炎や歯槽膿漏などをいつも以上にしっかりチェックしてもらいました。
針のようなものを歯茎に刺して、歯周病ポケット測る検査です。
結構いたくて血もでます。
でも痛いのは健康な証拠だそうです。
私自身は素人判断で、てっきり歯周病だと思っていたのですが、意に反して異常なしでした。

すると先生からは意外なことを尋ねられました。「胃が悪くない?ピロリ菌の検査は受けたことがある?」という言葉が…。
そう、口の中のことではなく、その下部の胃のことでした。
確かに、最近少し胃痛も感じていたので、そのことを告げると、もし今以上に口臭が気になるようになったら、内科や胃腸科に行って、ピロリ菌の検査を受けたほうがよいと勧められました。

その先生の言葉で、口臭の原因は口の中のことだけではないんだと、初めて気づかされました。
そこで、内科の健康診断の時に胃痛を告げ、ピロリ菌の検査もしてみました。
幸い、ピロリ菌はいませんでしたが、胃炎を改善するお薬をいただき、飲んだところ、胃痛も納まり、やがて口臭も気にならなくなりました。

私と同じで、口臭で悩み、うがい薬や歯磨きなど、いろいろ試されて、工夫されている方も多いかもしれません。
でももしかしたら、根本の原因は口ではなく、胃にあるかもしれません。
今やっている口臭対策も、二次的な対策としてムダではないと思います。
ですが、口臭の本当の原因をしっかりと確かめてから、その対策を見直してみることをお勧めしたいですね。
kaigo_obachan 56歳女性

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