医者さんも注目!歯周予防・口臭予防に効果的な、マスティックとは?

マスティックとはマスティハというウルシ科の木の樹液です。
マスティハは神話の国であるギリシャのヒオス島原産で、その樹液は5000年前くらいから利用されてきました。

古いマスティハの木の幹に傷をつけると、傷口から粘着質の樹液が出てきて透明感のある黄色のグミのようなかたまりであるマスティックできます。
現地では古くからその口臭予防効果が知られていて、天然ガムとして愛用してきたんだそうです。

近年になって、このマスティックにすぐれた抗菌作用や歯周病予防効果があることがわかり、歯磨きやシャンプーの有効成分として活用されているんです。

今回は、このマスティックの歯周病予防効果について調べてみました!

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■現在様々な歯周病治療薬があるが歯周病の特効薬は未完成

歯周病は、人類病とでもいうべき病気で、成人の80%くらいは歯周病もしくは歯周病の兆候があるのではないかとも言われています。

歯周病は歯周病菌と呼ばれる細菌群が歯の周辺で増殖することで起こりますが、細菌の種類はグラム陰性菌の嫌気性菌が大部分を占めています。
嫌気性ですので、酸素が無くても繁殖するので、酸素の乏しい歯の奥まで繁殖してしまいます。

しかし、細菌ですので抗生物質が効く場合があり、繁殖している菌の種類が特定できれば特定の菌専用の抗生物質を内服することで殺菌することができます。
これを歯周内科と言い、現在普及しつつある治療法です。

この方法を用いると抗生物質で殺菌してしまうことが可能で、大多数の菌を殺菌できます。

しかし、抗生物質は口内のみならず腸内や身体中にいる人間と共生関係にある善玉菌と呼ばれる菌も殺菌してしまう恐れがあるため、抗生物質の多用は避けたいものです。

また、歯の表面や歯茎から菌を完全に取り除くことができないため、歯周菌は再度繁殖を始めます。

そこで、抗生物質以外で殺菌作用がある様々な薬品や生薬、漢方薬などが歯周病や口臭の予防や治療に使用されています。

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■マスティックが歯周病予防や口臭予防に注目されつつある理由

歯周病予防や口臭予防効果があることで注目されたのが、木から採れる樹液から作られるマスティックです。

マスティックは古くから口内治療に使用されてきた樹脂ですが、現在も研究が進んでおり、成分には多くの有効成分が含まれていることが確認されています。

殺菌作用の高い天然由来の成分はたくさんあります。
しかし、マスティックで特に注目すべき薬効は、体内の善玉菌と呼ばれる細菌を殺傷しにくく、若い人の歯周病の原因となっているグラム陰性菌の繁殖を抑制する効果が高いこと。
つまり、菌の種類に対して選択性を持つことです。

善玉菌の勢力が強い領域には悪玉菌が繁殖しにくいので、善玉菌の保護は長期的に見ると非常に重要です。
つまり、普段からマスティックを使用すると、口内の善玉菌を傷つけずに悪玉菌であるグラム陽性菌の繁殖を抑えることができるので、有効な歯周病及び口臭予防になるというわけです。

■まとめ

マスティックの効果は、菌の種類に対して選択的に繁殖抑制を行える点です。
普段からしっかりとマスティックによるケアを行うことで、善玉菌を保護しながら歯周病や口臭の予防を期待できます。

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