口臭予防に緑茶は効く?効かない?

口臭の予防・対策法として、昔から日本人に親しまれている緑茶。
でも、緑茶を飲んでもしばらくするとまたすぐに臭ってくる……ということ、ありませんか?
緑茶の口臭予防効果とはどのようなものなのか、どのような飲み方をすると効果的なのか、探ってみました。

<関連広告>[薬用マスティック&アロマ」が口臭・歯周病対策になる訳は?

■緑茶が口臭にいいといわれる理由

緑茶が口臭に効果的と言われるのは、緑茶に含まれるポリフェノールの一種カテキンに、優れた殺菌・消臭作用があるからです。

よく噛んで食べ、十分に唾液が分泌されていれば、唾液が口内細菌をしっかり殺菌して洗い流してくれるのですが、加齢やストレスで唾液が減少すると、唾液による十分な効果を得られません。

また、あまり噛む必要のないやわらかい食事を好む人が増えているのも、唾液不足になる原因のひとつです。

緑茶はこうした唾液不足によって細菌が増殖しやすくなった口内を、すっきりクリーンにし、口臭を予防してくれるというわけです。

<関連広告>健康茶なのにおいしい万能茶・粋

■緑茶をガブガブ飲むと逆効果に!?

ただし、緑茶の口臭予防効果は決して万能ではありません。
そもそも、緑茶による殺菌・消臭効果はあくまでも一時的なもので、口臭の原因菌そのものを解消できるわけではありません。
そのため、しばらく時間がたつと、細菌が復活して再び口臭が発生します。

また、緑茶にはコーヒーに含まれているのと同じカフェインが含まれているため、利尿作用があります。
そのため、飲み過ぎると身体の水分を失い、唾液の分泌を抑えてしまう可能性があります。

口臭予防効果を狙うなら、緑茶を少しずつこまめに飲むか、マウスウォッシュのようにお口をすすぐようにしましょう

カテキンは体脂肪率の低下や高血圧の抑制、動脈硬化の予防など、さまざまな生活習慣病の予防にも効果的と言われていますが、決してガブガブと一気に大量に飲まないようにしましょう。

緑茶だけでなく、紅茶やウーロン茶、ジャスミン茶など、口臭予防効果があるといわれ
るお茶には、たいていカフェインが含まれています。
では、ノンカフェインで、口臭予防効果の高いお茶はないのでしょうか?

あります。
なた豆茶です。
<関連広告>【なたまめ茶】

なた豆は腎機能を高め、身体の状態を整える働きのある漢方薬として古くから用いられてきた植物です。
あの「ジャックと豆の木」の豆は、なた豆がモデルなんだとか。

膿を排泄させたり、炎症を抑える働きにも優れていることから、日本では昔から「膿とり豆」と呼ばれ、蓄膿症に効く生薬として使用されてきたそうです。

現在では、この排膿作用はアミノ酸の一種「カナバニン」という成分によるものだということが科学的に解明されており、歯周病の予防・改善効果が注目されています。

■まとめ

緑茶には確かに口臭を抑える働きがあります。
しかし、あくまでも一時的なものであるということを理解しておきましょう。
もし、口臭の原因が歯肉炎や歯周炎が原因であれば、なた豆茶のほうがおすすめです。

ただし、なた豆茶は独特の渋み・苦味があるため、人によっては苦手な人もいるかもしれません。
緑茶と同じで味は商品によって異なりますから、あれこれ試してお気に入りのおいしいなた豆茶を選ぶといいでしょう。

<関連記事>歯周病予防・口臭予防の薬用マスティック&アロマの効果は?口コミ・評判は?

トップへ戻る