その口臭、詰め物・かぶせ物が原因かも!

虫歯治療をしたことのある人は、お口の中に詰め物やかぶせ物があるはずです。
それは何年前の治療によるものですか?
もし、中で虫歯や歯周病が進行し、腐敗ガスがたまっていれば口臭の原因に!
きちんと定期検診し、必要なら再治療してもらいましょう。
今回は、詰め物・かぶせ物の基礎知識をご紹介します!

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■詰め物・かぶせ物の寿命はどれくらい?

虫歯になったら、その部分を削りますよね。
でも、それで虫歯のリスクがなくなるわけではありません。
むしろ、歯を削って詰め物やかぶせ物をすると、自分の歯との間にわずかなすき間ができ、より深い虫歯ができるリスクが高まります。

統計データを見てみると、素材がプラスティックであれ、金属であれ、「詰め物・かぶせ物の寿命」は、約5〜7年。
噛み合わせの善し悪しや、噛む力の強さ、口内環境、日々のケア法によっては、それより長くも短くもなりますが、少なくとも治療してから5年以上経過したら、そして、もしも口臭が気になってきたら、そろそろ再治療のタイミングだと考えておいたほうがいいでしょう。

■同じ歯を何度も治療できるわけではない!?

とはいえ、何度も再治療を繰り返して歯を削っていくと、やがて神経を処置せざるを得なくなります。
神経を取った歯は弱ってもろくなるため、同じ歯を治療できる回数は、せいぜい3〜4回と言われています。

ですから、一度虫歯になって詰め物やかぶせ物をしたら、いかにして再治療までの期間を延ばすかが重要です。
再び虫歯にならないよう毎日しっかりケアするのは、基本中の基本。
再治療の際、どのような素材の詰め物・かぶせ物をするかも重要なポイントと言えるでしょう。

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■詰め物・かぶせ物の種類を知っておこう!

歯の詰め物・かぶせ物は、素材の種類によって見た目や耐久性、料金などが大きく変わります。
歯の部位によって使用できる素材が限定される場合もありますが、まずはどんな素材があるのか、基本的なことだけでも知っておきましょう。

【保険適用】
●コンポジットレジン(プラスチック)
レジンと呼ばれる白い歯科用プラスチック。
自然な白で見た目はよいものの、強度が弱く、長年の使用で変色・すり減りの可能性も。
<料金>詰め物:700〜1000円 かぶせ物:3,000〜7,500円

●メタル
金銀パラジウム合金の詰め物。
咀嚼によるすり減りは少ないものの、銀色で目立ちやすく、金属アレルギーの可能性も。
<料金>1,300〜1,800円 かぶせ物:3,000〜8,000円

【自由診療】
●セラミック
天然歯に近い仕上がりで、変色もなく丈夫。
<料金>詰め物:3〜8万円 かぶせ物:10〜15万円

●ハイブリッドセラミック
セラミックとレジン(プラスチック)の混ぜ物。
セラミックより色調が劣り、変色の可能性も。
<料金>詰め物:3〜4万円 かぶせ物:5〜10万円

●ゴールド
金合金や白金加金。
錆びにくく、ほどよい硬さで強度もあるものの、目立つ。
<料金>詰め物:3〜5万円 かぶせ物:5〜10万円

●メタルセラミッククラウン
内側に金属を使った、強度重視のセラミック。内側に金属を使用するため色調・透明感は劣るものの、丈夫で長持ち。
<料金>かぶせ物:8万円〜 ●ジルコニアセラミック
内側にジルコニア(人工ダイヤモンド)を使用したかぶせ物。見た目・強度・耐久性ともに高い。
<料金>かぶせ物:13万円〜

●e-max
ニケイ酸リチウムを主成分とする最先端のセラミック。ほどよい硬さで自歯を傷めにくいため、歯の寿命を延ばし、虫歯にもなりにくいとされる。
<料金>かぶせ物:10万円〜

■まとめ

詰め物・被せ物は、素材によって色や見た目、耐久性が異なるだけでなく、汚れ(プラーク)の付きやすさも異なります。
また、金属の場合はアレルギーなどを引き起こす可能性もあります。
単に審美性だけでなく、さまざまな条件を総合的に考え、歯医者さんとよく相談して決めたいものです。
とりあえず、5年以上再治療をしていない詰め物・被せ物がある人は、口臭予防のためにも歯医者さんでチェックしてもらいましょう!

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