歯周病の治療薬ジスロマック(アジスロマイシン)は本当に安全?

歯周病は、歯周病菌による細菌感染です。
歯周病を改善させるためには、歯石除去と併せて、抗生物質を服用する歯周内科治療を行うと効果が期待できます。
この歯周内科で処方される抗生物質は「ジスロマック」と言いますが、安全性などはどうでしょうか。

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■ジスロマックの特徴とは

ジスロマックは、国内の大手製薬会社で販売されている抗生物質で、クラミジアなどの感染症治療に使われます。
歯科においては、歯周病の内科的治療として処方され、3日間服用することで歯周病菌の数を減らし、改善へと導きます。
感染症の代表として、クラミジア感染がありますが、ジスロマックが販売されるまではクラシッドと呼ばれるマクロライド系の抗生物質が主流でした。
ジスロマックもクラシッドと同じくマクロライド系の抗生物質ですが、従来のクラシッドと比べて大きく違うことは、持続性です。
ジスロマックには、1回の服用で7日間効果が持続するという特性があります。
従来の薬に比べて効果が長く持続することから、最近では感染症の第一選択肢としてこのジスロマックが選ばれているようです。

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■ジスロマックの安全性について

ジスロマックは商品名で、主成分はアジスロマイシンと呼ばれるものが使われています。
このアジスロマイシンは、病原菌の蛋白形成を阻害する働きがあり、病原菌の増殖を抑えることを目的としています。
アジスロマイシンの特性として、従来のものに比べて体内吸収が良く、1日3回、3日間の服用で、従来の抗生物質を7~14日間服用した場合と同じくらいの効果を得ることができます
長期間薬を飲み続けるよりも、短期間で同じような効果を得ることができるため、患者も飲み忘れなどを防ぐことができます。

安全性に関しては、アレルギー反応を起こしにくいという大きなメリットがあります。
同じ抗生物質でも、特にペニシリン系やセフェム系でアレルギー反応がある人にとって、アジスロマイシンは安全性に優れていると考えて良いでしょう。
副作用に関しては、軽い下痢が数日間続く程度で、特に大きな問題はないと考えられます。

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■ジスロマック服用の注意点

アレルギー反応を起こしにくく、副作用もそれほど重くないジスロマックですが、中には気を付けなければいけない場合があります。
ジスロマックは肝臓に副作用を与えることがあるため、肝炎や肝機能障害など、肝臓に疾患がある方は、肝臓の働きに影響を及ぼす可能性があるため服用を控えた方が良いでしょう。
また心臓に病気を抱えている方も、不整脈を引き起こすことがあるため服用を避けるか、担当の歯科医師に相談が必要です。

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■歯周病は歯周病菌による「感染症」

歯周病は、歯周病菌によって歯ぐきの炎症や、歯槽骨が破壊される感染症です。
歯周病治療は、主に歯石除去や歯のクリーニングを行う治療が主ですが、抗生物質であるジスロマックを服用する歯周内科治療を行うことにより、口腔内の歯周病菌を一気に減らすことが可能です。
またアジスロマイシンには歯周病菌の増殖を防ぐ働きも持ち合わせます。歯周病で内科的治療を必要とする方には安全性も高く、効果も表れることからとても良い薬ですが、全ての人に合うわけではありません。
持病によっては下痢以外の副作用を引き起こす場合があるため、不明な点は歯科医師に尋ねるようにして下さい。

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