若いうちから歯槽膿漏<体験談>

小さい頃は歯が丈夫で虫歯もなく歯並びもとてもきれいでした。
小学校時代にはその歯の良さがかわれ、表彰まで受けたほどでした。
ところがそれ故に油断していたというか、調子に乗っていたのでしょう。

私は歯を磨くことが非常に嫌いで起床時はおろか、夜寝る前でさえもまともに歯を磨かないことが多々ありました。
磨いたとしても上の歯から下の歯へ適当に磨き、1分程度で終えることが多くありました。
親にはかなり注意された記憶がありますが無視していました。

いくら歯が丈夫でもこのような状況ではいずれ異常をきたすことは少し考えれば分かることでしたが、子供の私には難しいことでした。
そしてその代償は意外と早い時期にやってきました。

20歳を超えた頃から歯を磨くと唾液に血が混ざるようになってきました。
最初は強く磨き過ぎた為に歯ぐきから血が出ているのだろうとしか思っていませんでしたが、ある時から特に何もしていなくても歯に血が混ざることが増えていきました。

さすがに怖くなった私は歯医者を受診しました。
その結果、歯槽膿漏であることが判明したのです。
医者の話では20代前半での歯槽膿漏は非常に早く珍しいということ、このまま何もしなければ十数年後には確実に歯が抜けるので今すぐに対策を講じるべきであると言われました。

歯槽膿漏への最善の対策は何よりも歯を磨くことが重要だと言われたことにより、歯磨きが嫌いだった私でしたがそれ以来きちんと行うようになり、そのおかげなのか歯槽膿漏の診断から10年以上たった今も進行していません。
一度なると完治させるのは難しいようですがいつまでも自分の歯で食事ができるよう、今後も歯を大切にしていこうと思っています。

トップへ戻る