玄米食が歯周病にいいってホント?

玄米食が健康にいいことはよく知られています。
でも、歯周病予防にもいいって知ってましたか?
歯周病は、毎日のブラッシングで歯垢をしっかり除去することが大切なのですが、それでも発症・悪化してしまうケースは少なくありません。
そこで注目されているのが玄米食です。
現代人に歯周病が多いのはなぜか、その理由とともにご紹介しましょう。

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■現代人に歯周病が多い理由とは?

歯周病は、歯周病菌に感染によって引き起こされる、炎症性疾患です。
進行すると、歯周ポケットと呼ばれる歯と歯茎の境目がどんどん深くなり、歯を支える骨が溶けて歯がグラグラし、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。

しかし、歯周病はお口の中だけのトラブルではありません。
全身の健康状態とも深いかかわりがあり、歯磨きの習慣だけではなく、食事、睡眠、運動、ストレスなどといった生活習慣に左右される、生活習慣病でもあります。

たとえば、ストレスや疲れなどで身体が弱っているときは、歯茎が腫れたり、口臭がきつくなったりしませんか?

現代の日本人は、昔に比べれば歯磨きの習慣が非常に浸透しています。
しかし、それでも歯周病がなかなか減らないのは、生活習慣が大きく影響しているといえるでしょう。

ただ、何かと忙しい現代人にとって、ライフスタイルを改善するのは簡単ではありません。
ストレスを感じるな!というのも無理がありますよね。
でも、食事ならすぐにでも改善できるのではないでしょうか?

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■歯周病は、骨からのSOS!

国民病といわれる糖尿病は、糖質の摂り過ぎが大きな原因のひとつです。
けれど、糖質の摂りすぎは、歯周病の大敵でもあります。

糖質をエネルギーに変換するにはビタミンB群を大量に消費します。
ビタミンB群が不足すると、効率的にエネルギーをつくることができなくなり、細胞活動が低下してしまいます。
すると、免疫力が低下したり、太りやすくなるだけでなく、骨の新陳代謝も悪くなります。

また、糖質は「カルシウム泥棒」とも言われます。
糖質を摂って血糖値が上昇すると、血糖値を下げるホルモン・インスリンが分泌されます。
このとき、インスリンの分泌にスイッチを入れる働きをしているのが、カルシウムです。
そのため、糖質を摂りすぎるとカルシウム不足に陥りやすく、骨粗鬆症のリスクが高まってしまいます。

そうでなくてもお口の中の細菌は糖質が大好き。
糖質分解してどんどん毒素を作り出し、虫歯や歯周病の原因となっていきます。
しかも、糖質を摂りすぎると、
・ビタミンB群が不足して、骨代謝に影響を与える
・カルシウムが不足して、骨からカルシウムが溶け出して、骨が弱くなる
というように、骨密度が低下してしまいがちです。

歯周病とは、最終的には歯を支えている骨が溶けてしまう病気ですから、もともと骨密度が低下していると、歯周病が悪化しやすいと言えるでしょう。
実際、歯の喪失と骨密度の低下には関連があることが科学的にも証明されています。

骨密度の低下は、目で確かめることはできません。
でも、歯や歯茎は目で確かめられますよね。
歯周病は「このままだと、全身の骨がもろくなっていくぞ!」というサインでもあるのです。
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■糖質を制限するだけでも、歯周病予防に効果的!

現代人は糖質過多に偏りがちです。
糖質の摂り過ぎに注意するだけでも歯周病予防につながるのですが、なかなかうまくいかないという人も多いでしょう。

そこで注目されているのが、玄米食なのです。

玄米は白米に比べて血糖値が上がりにくいというだけでなく、ビタミンB群が豊富に含まれていますから、糖質摂取によるビタミンB不足を防ぎ、細胞活動が低下するのを防ぐことができます。

また、玄米は食物繊維もたっぷりで、白米のご飯に比べて咀嚼の回数も多くなります。
玄米をよく噛んで食べれば、雑菌の増殖を抑えてくれる唾液の分泌が促されます。
そういう意味でも、歯周病予防には効果的と言えるでしょう。

ただし、玄米さえ食べていればよいというわけにはいきません。
玄米に含まれるフィチン酸はミネラルの排出を促進してしまうので、カルシウム不足にならないよう、小魚や牛乳などでしっかりカルシウムも補給していきましょう。

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■まとめ

玄米は、食物繊維が多く含まれている分、人によっては消化しにくい食べ物です。
お腹の調子をみながら、無理せず少しずつ試してみましょう。
いきなり玄米にするのではなく、3〜5分づき米でもよいでしょう。
歯周病は、とても身近な生活習慣病です。
まずは、食事を見直すことからはじめてみましょう!

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