気になる口臭は、蓄膿症が原因の可能性も!?

がんこな口臭がある方は、ご自分が蓄膿症ではないかと疑ってみましょう。

蓄膿症の症状のひとつに強い口臭があげられます。
ガムやスプレーを使っても、効果がまったく感じられないほど強い口臭のある人は、この疾患を患っているのかもしれません。
さらに熱がでたり頭痛をおこしたりする人は、蓄膿症の可能性が高いといえます。

蓄膿症の方の場合、鼻腔の治療をすればほとんどの口臭が解消します。
蓄膿症を治療するには、耳鼻咽喉科へ行きましょう。
たいていの蓄膿症は、手術ではなく保存療法で治療が可能です。
治癒後は口腔内を清潔に保つように心がければ、口臭に2度と悩まされることはありません。

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■蓄膿症が口臭を発生させるメカニズム

蓄膿症とは、鼻の奥にある副鼻腔というところに膿がたまる疾患です。
細菌がここで繁殖すると、副鼻腔の粘膜に炎症がおきて膿がたまります。
この膿が、鼻の奥や口から漂ういやな臭いの原因です。

蓄膿症の人は口呼吸をよくするようになります。
鼻が常につまっているせいで、鼻腔から呼吸が思うようにできなくなるからです。
その結果、口のなかが乾きやすくなり、口腔内に雑菌が繁殖します。
蓄膿症の方の口臭が強くなるもうひとつの大きな理由は、口のなかに増えた雑菌が強い悪臭を発するからです。

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■蓄膿症の治療法とは

蓄膿症の治療は、鼻腔内の洗浄と抗菌薬の服用によって行われます。
ほとんどの人はこの治療によって治癒します。
個人差はありますが、膿が取れて鼻づまりが消えるまでに、週に1、2回の鼻洗浄と2、3ヶ月間の薬の服用が必要です。
口臭が気になっている人は、そのことを医師に伝え、治療回数や内容を変更してもらうといいでしょう。

風邪や花粉症が原因でおこった急性蓄膿症の場合は、比較的短期間の治療で治癒が可能です
しかし気づかずに放置し、慢性化してしまった蓄膿症は、完治までかなり時間がかかると思わなければいけません。

慢性蓄膿症がひどくなり、アレルギーを併発している方の場合は、治療期間は長引く傾向にあります。
蓄膿症と同時に、アレルギーの治療も行う必要があるからです。

長期間の炎症のせいで、鼻腔内に鼻茸とよばれるポリープができてしまう人もいます。
こうした重症の蓄膿症の場合は、抗生物質で炎症を抑えながら、鼻呼吸がスムーズにできるように鼻茸を切除するための手術が必要になることもあります。

■蓄膿症改善後の口臭予防ケア

耳鼻咽喉科で治療を受けると、たいていの方は口臭が減ったことをすぐに感じることができるようになります。
しかし蓄膿症は再発しやすい疾患です
口臭が減ったからといって、完治前に治療を中断することはやめましょう。
風邪や花粉症などがきっかけで、蓄膿症はすぐに再発します。
口臭に2度と悩まされないためにも、完治までしっかりと治療を受けることが大切です。

治癒後も口のなかの乾燥には気をつけるようにしましょう
慢性的に蓄膿症を患っていた人は、気づかないうちに口呼吸をする癖がついていることも多いからです。
歯磨きを徹底する、口をよくゆすぐなどの習慣をつけ、口腔内に雑菌を繁殖させないようにして口臭を予防しましょう。
外出前に、雑菌の繁殖を抑える口腔内洗浄液を使うことも有効です。

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