何度も再発する口角炎の正しい治し方

唇の端がただれて赤くなったり、切れたりする病気を口角炎とよびます。
痛むだけでなく、口の端から出血するなど、つらい症状が口角炎には伴います。
治りにくく、再発することが多いのもこの病気の特徴です。

口角炎の予防と改善には、バランスのとれた食事とストレスのない生活が必要です。
生活習慣を根気よく見直すことで、自力でもこの疾患を治癒させることができます。
専門医のもとで治療を受けるときには、口腔外科または内科を受診しましょう。

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■口角炎になる原因は?

口角炎になる原因として、必要な栄養素が不足していること、疲労やストレスが蓄積されていることなどがあげられます。
体の免疫が落ちてくると、口角の弱い皮膚で細菌が繁殖して炎症をおこしやすくなるからです。

抜歯などでかみ合わせがよくない人にも、口角炎はよくみられます。
かみ合わせが悪いと、口の周りの皮膚が垂れて口角がへの字になる傾向があります。
このたるみに唾液が溜まるため、そこがただれて細菌が繁殖しやすくなります。

■口角炎になるとどんな症状がでるの?

口角炎の初期症状では痛みはほとんどありません。
さいしょは口の端が赤くなる程度です。
進行すると、口の端の皮膚が固くなってひび割れたり、そこから出血してひどく痛んだりします。
傷口はいったんはすぐにふさがりますが、口を開くたびにかさぶたが割れて出血します。
完全に治るまではかなりの時間がかかることを覚悟しましょう。

口角炎の症状があらわれるのは唇の両端だけです。
口角炎とよく間違われる疾患のひとつに口唇ヘルペスがあります。
口唇ヘルペスは、唇全体に症状があらわれる病気です。
口角炎の治療をするときには、ヘルペスへの対応と間違えないように気をつけましょう。

■口角炎を早く治す方法

軽度の口角炎なら自分で治すこともできます。

この疾患を予防したり改善させたりするには、バランスの取れた食事を心がけると同時に、睡眠時間をしっかり確保して疲れを溜めない生活を送ることが大切です。
口の端に唾が溜まるのを防ぐために、唇をなめる癖を直す、口の端をハンカチなどでこまめに拭くなどの習慣をつけることも口角炎の治療方法として効果があります。

口角炎の症状が長引くようなら、専門家を受診してもいいでしょう。

口腔外科や内科へ行くと、口角炎の専門的な治療を受けることができます。
組織検査を通じて、患部に繁殖している菌を専門医はまず特定します。
ブドウ球菌がみつかれば抗生物質、カンジダが繁殖していれば抗真菌薬の外用薬が一般に処方されるでしょう。
免疫力をあげるために、ビタミン剤などの内服薬が出される場合もあります。

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■まとめ

1度おきた口角炎はなかなか治りません。
傷口は何度も開くうえ、かさぶたが剥がれると出血や強い痛みが伴います。
口角炎を少しでも早く治すには、正しいやり方で、根気よく治療に取り組むことが大切です。

ストレスを遠ざけ、バランスのいい食生活を取り入れれば、口角炎を根本的に治癒させることも可能です。
自分だけでは治癒はむずかしいと感じたら、専門家を受診し、口角炎の治療方法についてアドバイスを受けるほうがいいでしょう。

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