どうしても消えない口臭は、もしかして銀歯が原因かも!?

口臭が気になっている方、もしかしてお口の中に銀歯はありませんか?
銀歯は金属アレルギーのリスクが指摘されていますが、口臭の原因になる可能性もあります。
今回は、銀歯と口臭の関係についてご紹介します。

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■銀歯の正体は、アレルギーの可能性がある金銀パラジウム合金。

一般的に「銀歯」と呼ばれている詰め物や被せ物は、実は銀ではなく、金銀パラジウム合金と呼ばれる合金です。
実は、この合金が歯科材料として使用されているのは、先進国では日本だけ。
今から半世紀前の1960年頃、保険用金属を決める際、歯科学会では腐食の少ない金合金以外の金属を使用すべきではない、と国に主張したそうですが、当時の日本はまだ貧しかったため、代用合金として金銀パラジウム合金が開発され、現在に至るまで使用され続けてきたのです。

しかし現在、金銀パラジウム合金が金属アレルギーの原因となることは、一般的にもよく知られています。
そこで、昨今では「メタルフリー」が推奨されているのですが、金属アレルギーは使用開始から発症まで時間がかかるため、自覚症状が出ても気づきにくいこと、すべての人が発症するとは限らないことなどから、いまだに銀歯がお口の中にある、という人がとても多いのです。

健康のためにはセラミックに換えるのが理想ですが、セラミックは自由診療のため、それなりの費用がかかります。
しかし、コンポジットレジン(硬質プラスティック)など、保険適用のメタルフリー素材もありますから、ぜひ歯医者さんに相談してみましょう。

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■銀歯が臭くなる原因とは?

さて、では、なぜ銀歯が口臭の原因となるのでしょう?
銀歯がアレルギーの原因となるのは、唾液によって腐食し、金属イオンが溶け出してくるから。
腐食して溶け出した部分に凹凸ができたり、銀歯内部にすき間ができたりして、そこに細菌が入り込み、口臭の原因になってしまうのです。

また、銀歯の詰め物・被せ物をする際には、歯と銀歯のすき間を埋めてくっつける接着剤として、歯科用セメントが用いられます。
これは、建築や土木に使われるセメントの親戚のようなもの。
液体と粉末を混ぜ合わせて作るため、長年使用していると、唾液などの水分によって溶けてきます。
すると、そのすき間に唾液や食べカスなどが入り込んで細菌の温床となり、これも口臭の発生源となってしまいます。

セラミックの場合、そのリスクはかなり低くなると言われていますが、それでも、長年使用していれば中の接着剤が口臭の温床になる可能性はあります。
だからこそ、歯は一度治療したら「はい、おしまい」とはいかず、定期健診が欠かせないのです。

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■銀歯が原因の口臭は、生ゴミのようなニオイ?

銀歯が原因の口臭は、銀歯の表面の傷に付着した食べカスが腐敗したニオイと、銀歯内部で繁殖した細菌が発生させるニオイが混ざったものです。
歯周病による口臭の場合、よく「ゆで卵が腐ったようなニオイ」と表現されますが、銀歯が原因の口臭は、さらにさまざまなニオイが混ざっているため、「生ゴミのようなニオイ」と表現されることが多いようです。

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■銀歯による口臭を予防するには?

銀歯が腐食してくると、歯茎と銀歯の間に段差やすき間が生じ、よりいっそう、歯垢がつきやすくなります。
また、健康な歯でも、歯と歯の間には歯垢がたまりやすいのですが、銀歯ととなりの歯の間には、より歯垢がたまりやすくなります。
そこで、歯磨きを徹底するとともに、フロスやタフトブラシなども駆使して、歯間の歯垢をしっかり取り除くようにしましょう。

また、銀歯の内部に空洞ができて細菌がたまったり、虫歯ができてしまわないよう、定期的に歯医者さんにチェックしてもらうことも大切です。
神経を取った歯の場合、痛みを感じないこともあります。
痛みがないからといって、定期健診を怠らないようにしましょう。

いずれにせよ、古い銀歯を放置しておくのは、得策ではありません。
口臭を防ぐため、そして金属アレルギーを予防・改善するためにも、歯医者さんと相談しながらセラミックに換えることも検討してみましょう。

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