糖尿病の方は歯周病にも気を付けましょう!

糖尿病には数々の合併症が存在します。

有名な合併症に三大合併症と言われている神経症、腎臓症、網膜症が有名ですが、近年では歯周病も糖尿病の合併症であるという認識が高まってきています。

糖尿病と歯周病は一見関係なさそうですが、糖尿病患者の歯周病罹患率は通常の2~3倍程度と多く、また歯周病患者は糖尿病が重症化しやすいという研究報告が多くなされるようになっています。

今回は、この糖尿病と歯周病の関係についてご説明します。

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糖尿病とは?

糖尿病とは、血糖値が異常に高くなる病気です。

動物がデンプンを食べると、酵素によりショ糖、ブドウ糖の順で分解され体内に吸収されます。

血糖値とはこのブドウ糖の血中濃度を言います。

ブドウ糖は小腸で消化吸収されますが、この吸収量は高くならないようにインシュリンという物質でコントロールされています。

このインシュリンは膵臓のランゲルハンス島と呼ばれている特定の部分で作られるのですが、このランゲルハンス島が破壊(1型)もしくはインシュリン分泌量が低下した場合(2型)に起こる病気です。

血糖値の抑制を失うことで、血糖値が高くなり、口が渇いたり、尿に糖分が混ざったりしだします。

日本でも5%程度の患者がいるとされ、非常に怖い病気です。

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なぜ糖尿病になると歯周病にかかりやすくなるのか?

歯周病は、歯周病菌が繁殖することで起こります。

糖尿病になると、免疫力が低下したり、口内が渇き、だ液の分泌が減少したり、糖尿病による血管障害など様々な原因で歯周病にかかりやすくなります。

また、糖尿病患者は歯周病にかかりやすいという特徴に加えて、糖尿病患者は歯周病が重症化しやすいという特徴もあります。

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糖尿病の方は歯周病予防を

歯周病は自覚症状があまりなく、歯がぐらついた時点ではすでに重症の歯周病です。

一方で、歯周病は歯周病菌により起きるので、増殖した歯周病菌を除去したり、抗生物質を使用したりすることで治療可能です。

重度の歯周病は歯が抜けたり、顎の骨の密度を低下させたり、また全身に細菌をまき散らして感染症の原因になったりします。

その最たる例が嚥下性肺炎(えんげせいはいえん)でしょう。

この肺炎をもたらす一因に、食べ物と一緒に歯周病菌を気管や肺に入れてしまい炎症を起こすことです。

歯周病と糖尿病、どちらも怖い病気ですが、糖尿病になると歯周病にかかりやすくなり、また歯周病を重症化させやすくなりますので、糖尿病の方は歯周病の予防をしましょう。

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まとめ

糖尿病は国民病ともいわれるほど、罹患率が高い病気です。

加えて様々な合併症をもたらす厄介な病気でもあります。

歯周病で怖いのは、自覚症状が現れにくいことです。

自覚症状がないために重症化してやっと気づくという場合が多いので、歯の定期メンテナンスを受けることが予防の第一歩となります。

血糖値が上がってきた、とお医者様に言われた方は、糖尿病のための生活改善のみではなく、歯周病予防のための歯のメンテナンスも実施してみてはいかがですか?

また、近年では、糖尿病と歯周病を合併症ととらえることから、日本糖尿病協会で歯科医師登録医制度という制度が作られており、糖尿病の合併症として罹患した歯周病の専門歯科医が登録されています。

ぜひともお近くの合併症の専門医を探してみてください。

PN:ポリフェノール横山

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