歯周病が肥満の原因に?意外と知られていない歯周病予防とダイエットの関係

歯周病は様々な問題を引き起こすことがわかっています。
歯周病は歯周病菌とひとまとまりに呼ばれている細菌による感染症です。
感染症ですので、歯周病にかかると常に歯茎に炎症を起こしていることになります。
このとき炎症部分でサイトカインという物質が作られますが、このサイトカインが歯周病により骨が侵される原因や歯周病が心筋梗塞、脳梗塞などのリスクを高くしている原因ではないかと考えられています。
今回お話しする歯周病と肥満の関係もこのサイトカインが関連していることが明らかになりつつあります。

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■歯周病とはどういう病気?

歯周病と肥満の関係についてお話しする前に、少し歯周病についてご説明しましょう。
歯周病は、細菌による感染症ですが、成人のほとんどが感染しており、大なり小なり歯茎に歯周病の兆候が見られると言われております。
ギネスブックにも、人類で最も感染数者数多い病気として登録されています。

歯周病は一般的な病気ですが、以下の理由から実は非常に有害な病気であるということがわかりつつあります。

一つ目の理由は、歯が抜ける要因になっていることです。
歯周病は年配になるほど重症化しているため、加齢とともに歯が抜ける要因になっています。
歯が抜けると、噛み合わせに影響が出るために、顎関節症などの症状を引き起こします。

二つ目の理由は、常に炎症を起こしているため、心筋梗塞脳梗塞早産などの要因となりうる物質を体内で作られ、これらの症状が悪化しやすいということ。
また、口内を出た細菌は、体内の様々な箇所で肺炎などの炎症を起こす場合があります。

これらの影響に加えて、最近では肥満の要因にもなっていることを示唆する結果が報告されつつあります。

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■歯周病と肥満の関係とは?

では、歯周病だとなぜ肥満になりやすいのでしょう?
歯周病菌の出す毒素により、肝臓に脂肪がつきやすくなり体脂肪率が上がって肥満につながることが、歯周病により肥満になることのメカニズムである可能性が報告されています。

■歯周病予防と言ってもいったい何をすればいい?

歯周病の予防には、毎日の適切な歯磨きが有効です。
しかし、より確実な予防は、定期的に歯医者に行き、専門的な歯科洗浄であるPMTCを受けることでしょう。

また、常に口内を清潔に保ち、歯周病菌が少ない状態を作り出すことも大切です。
食生活も重要で、食べかすが残りにくい食物繊維をしっかりと摂り、よく噛むことで殺菌作用のあるだ液の分泌を促すことが有効です。
特に食物繊維の多い食べ物はダイエットにも効果的です。

■まとめ

歯周病は万病のもとと言われます。
年齢が若いうちは歯周病を悪化させにくいのですが、加齢とともに歯周病が進行し、動脈硬化や糖尿病などを悪化させてしまいます。
転ばぬ先の歯周病予防。もちろん虫歯予防にもなりますので、若いうちからの歯科医院での予防歯科を習慣づけるとともに、野菜をしっかりとってスリムな体型を維持することが健康にとって重要だと言えるでしょう。

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